わたしのこと かれしのこと
気がついたら、たくさんの人を傷つけていました。
それは、私のココロが弱いと気がついた時から。
気がつかなければよかったと後悔してももう遅い。
私は、もう後戻りができないのだから・・・。
私が不登校になり始めた頃、大好きなと出会いました。
その人はとても穏やかで、おっちょこちょいで、そしてとても優しかった。
今まで味わったことのない感情を抱かせてくれた。
知らなかった世界も教えてくれた。
私が泣きたい時はずっと電話で付き合ってくれた。
例え会えなくても、文字や声で話ができる。
はじめはそれが嬉しくてたまらなかった。
だけど・・・
私の不登校がどんどん悪化して、家族が崩壊し始めて、私の中で、
「冷静」という二文字がだんだんと消えて行った。
そんな時に、その人は私を支えてくれた。
だから、高校受験もうまくいった。
だけど、環境に左右されてしまった私は、高校に入ってから、発病してしまう。
ううん、本当は不登校が始まった時からそうだったんだけれど。
はじめは、信用されなかった。
私が病気だってことを。ただの怠け者だとしか、誰もがそう思っていた。
その人もそう思っていた。
ある日私は一枚の絵を描いた。
なんとなく、学校休んだ日に描いてみた。
そしたら、その人は泣いてくれたんだ。
「ごめんね」と言いながら・・・。
どうしてあの時、彼は泣いたのだろう。
どうしてあの時、彼は謝ったのだろう。
今でもそのことが気になってしまう。
そうしているうちにどんどん私は堕ちていく。
心の闇へと吸い込まれるように－
だから、自分のことしか見えなくなっていた。
自分がいるから周りを困らせてしまうと思って、
自分をどうにかすることだけに力を注いできた・・・・。
でも本当はそれが間違いだったんだ。
そうすることで、私はその人を傷つけてしまった。
その人のまた周りの人をも私は巻きこんで、
今尚こうして心の闇に閉じ込められたままでいる。
そろそろ抜け出さなきゃ。
時間が迫っているのだから、いい加減に抜け出させてください。
時間が迫っているというのは、その人の心と身体のこと。
今度は私が支えないといけない。
その人は私が一度でも支えてくれたというけれど、
私はそんな覚えがない。
私は一度もその人の支えになんてなったことがない。
私がその人を支えられるようになる、ううん、まずはじめに支えられるのは、
心の闇から抜け出すこと。
それさえできたら、たぶんその人は喜んでくれる。
たぶん人生の中で一番の笑顔で喜んでくれるだろう。
そうしたら、今度はあなたを支える番。
１秒でも早く・・・速く・・・・・・・・・・・。
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