知的漫遊紀行

知的漫遊紀行

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

Ryu-chan6708

Ryu-chan6708

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Freepage List

2006.07.05
XML
カテゴリ: 読書感想
、(2006.06.30) (2006.07.01) (2006.07.04) 「日本人の身体の伝統」 という知的街道には重要な宿だと思って立ち寄ったよ。
 この本はちょっと、古いかね。2000年に発行された本だ。

A氏 :斉藤孝というと、例の国語を読むということで、大人の脳のトレーニングの 川島隆太氏 とも共同で活動している人かね。

:そうだね。しかし、この本では、日本人の伝統的な身体文化が大きく変わっていること、そして、 失いつつある素晴らしいものがあることを指摘している。 それに忍びないという気持から書いている本だ。

A氏 :「 密息 後傾骨盤 」が出てくるの?

私:いや、それは出てこない。似たような言葉で日本の伝統的な身体文化を「 腰肚(ハラ)文化 」と「 息の文化 」としているね。
 そして、日本の「腰肚(ハラ)文化」のすばらしさを指摘したのも外国人だね。
 著者が例をあげているのは、戦時中に日本にいた ドイツの哲学者デュルクハイム だ。
欧米人にない安定した姿勢のすばらしさを指摘している。
 それから、1882年に日本を旅行したフランス青年 ウーグ・クラフト の写真集「 ボンジュール・ジャポン
 この写真集には当時の日本人の見事な立ち姿が載せられているが、この本では車夫の写真が引用されている。なるほど、下腹に帯か紐を巻いていて、安定している。ひざを伸ばさず多少、がに股ではあるが。

A氏 :しかし、その後、明治維新で、欧米列強に追いつくために、彼らの身体文化を強制的に導入しなくてはならなかったね。

私:しかし、俺たちの子供時代は、まだ、伝統的な身体文化が残っていたね。それをこの本では戦後使われなくなった「 からだ言葉 」で示している。

A氏 :「からだ言葉」とは?

腑に落ちる」「堪忍袋の緒が切れる」「腹に据えかねる」「肚(ハラ)におさめる」「清濁併せ呑む」「練る」「磨く」「研ぐ」「締める」「絞る」「背負う」「踏ん張る」「腰を入れる」「渾身」 などなどで、これらは伝統的な日本の身体文化を背景にしているので外来語では補えない。

A氏 :斉藤氏の呼吸法のほうはどうなの?

:「 丹田呼吸法 」と言っている。これは、別に「呼吸入門」という本があるので、そちらでふれるが、「密息」のようでちょっと異なるようだ。しかし、丹田というのは 臍下丹田 といって、ヘソ下のことだから、「密息」でいう帯でおさえたハラのことである。似ている。
  いずれにせよ、斉藤氏のこの考えが国語の朗読につながる。

A氏 :椅子など、近代的な生活の中で、数百年以上にわたる伝統的な身体感覚を意識的にどのように伝承するかだね。

:だから、これが 身体面での「国家の品格」 になるね。これがなかったなら 、「国家の品格」(2006.06.03の日記参照) は砂上の楼閣となりかねない。
 それを思うと、本当は、W杯で喜んだり、悲しんだりしている余裕などないかもね。

 本当は、引退した中田選手に、こういう観点から、日本サッカーを見直してもらいたかったがーーーー。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.07.05 07:18:51
コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: