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Ryu-chan6708

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2009.11.24
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カテゴリ: カテゴリ未分類


それでも、日本人は「戦争」を選んだ

日清戦争

:著者は、 日清戦争 を語る前に、 日中関係を 侵略、被侵略の関係 でなく、 アジア地域の覇者として競争するという視点 で捉えようとする。
日清戦争 前までの 日本と清の列強に対する安全保障のやり方 は違う。

日本 は、 近代国家らしい法整備ができることが列強からの安全保障 になるので 、法整備 が急いで行われ、列強に安心をしてもらうようにする。
  これに対して、 周辺諸国との朝貢体制 (「 華夷秩序 」)が 列強から便利なシステム として利用される。

A氏 沖縄 は、当時 琉球王国 薩摩藩 に朝貢していたが、 清国にも朝貢 しており、 華夷秩序 にとりこまれていたね。

:清は言わば、 周辺諸国に対する「大家」のような役割 をしており、列強は清に対して話をすれば、周辺諸国と円滑に対応できるので、それによって、列強は安心できる。
  こうして 1880年代には両国とも成長 をする。

  この 清の朝貢体制 は、 李鴻章 の登場 で変わる。
1880年代から中国軍隊を近代的なものに改革しだす。
朝貢でなく、 武力で周辺諸国を抑え出す。

A氏 朝鮮 がそうだね。
1884年 朝鮮の親日改革派 が起こした 甲申事変 で、 清は武力でこれを鎮圧 した。

:同時期に、 ベトナムに進出しようとしていたフランス にも 清は武力で対応 する。
清仏戦争 だ。
  清は一応、 有利に講和条約を結ぶ。
列強は、今まで、 朝貢体制下にあったベトナムを武力に訴えてでも守るという清の変化に驚く。
この「 中国もやるな 」と 中国軍の近代化に注目していたのが、日本陸軍トップの 山県有朋 だね。
福沢諭吉 の「 脱亜論 」も、 最近の解釈 では、 アジアを見捨てるのでなく、 朝鮮に日本が進出するには、 朝鮮内部からの改革 は期待できないので、 中国を討ってから朝鮮に進出すべきだという意味 にとれるという。
山県 も列強に朝鮮をとられたら、日本は危ないという危機感を持ち、 朝鮮を中国から切り離し、独立させようと考える。

A氏 :当時の清は近代化が日本より遅れた「 弱い国 」というものではなかったんだね。

:福沢と山県は朝鮮をめぐる危機感があったが、著者は1880 年頃の地方の名望家の日記を引用 して、 日本が独立国として認められるのが最優先 で、そのためには 条約改正を急ぐべきだとする 考えが国民に多かったことを説明しているね。
国会開設は後でよいという考えが支配的 だったようだね。

A氏 :当時は、まだ、 日本 は列強とは 不平等条約 を結んでいる状態だったね。

国会開設を叫んでいた民権派 も同様な考えだったという。
民権派 の考えには、欧米と比較すると 個人主義、自由主義の理解が薄い。
国家の独立なければ、個人の独立なし 」というように、 民権派も国権を優先 していたという。
  そして、 国会開設が優先するという論者 にすら、国家が出てくる。
  著者は、その論者から「 兵力というのは国民の集合体、一致集合のあかし 」だという内容を引用している。

A氏 :その当時のムードからすると、 民権派の人は政府反対をいいながら、国のゆく道を左右する根本のところでは他の派と一致 していたことになるね。

日露戦争 のときは、反対論が多かったが、 日清戦争 のときに少ないのは、そういう背景があるからだね。
田中正造 日露戦争のときは、反戦論・非戦論 だったが、 日清戦争は「良い戦争だった」 という。

  ところで、 日清戦争 は、 日本はイギリス 清はロシア のバックがあった 代理戦争 だね。
  そして、勝っても、 日本は列強の 三国干渉 という屈辱的な外交 となる。
  日本は アジアのトップ に立ったが、まだ、 列強の仲間 とはなれなかった。
  著者は、これが 国民の政府不信 となり、 国内的な動きとして普通選挙への期待が高まった としているね。

 明日は、 日露戦争 に移ろう。






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Last updated  2009.11.24 05:52:04
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