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私
5回連載のコラム
で、昨日は3回目で「 市場
」がテーマだったが、今日は4回目でテーマは「 世論
」だね。
朝日新聞のスポーツ担当者の 西村欣也
記者が、 京都大学大学院准教授 佐藤卓己
氏に 質問する形式
でまとめているね。
A氏
:俺も読んだが、興味をもったのは「 世論
」と「 輿論
」の違いだね。
広辞苑
では、同じに意味になっているが、 佐藤氏は明確に使い分けている
ね。
私
: 大正時代
までは、明確に使い分けていたという。
戦前
には ヨロン
は「 輿論
」で、「 世論
」は セロン
とか セイロン
と読んでいたという。
佐藤
氏によると、「 輿論
」は、 パブリックオピニオン
で、 理性的討議による合意、真偽をめぐる公的関心。
「 世論
」は、 ポピュラーセンチメンツ
で、 情緒的参加による共感、美醜をめぐる私的心情
だという。
A氏 :新聞の「 ヨロン 」調査は「 世論 」調査であって「 輿論 」調査ではないということか。
私
:「 菅首相を支持するか
」という調査で俺が聞かれても、政界にいるわけでもないし、彼の行動は マスコミ
でしか知っていないから、感覚的な回答になるね。
「 空気
」だね。
「 空気
」は怖い場合があるから、それを知るには意味があるとしているね。
A氏
: 佐藤
氏は、「 世論
」調査を否定しているわけではないが、 任期が固定している大統領制
のない日本では、 ころころ内閣が交替するマイナス面
もあるとしているね。
「 気分
」しか数量化していない「 世論
」調査によって政治が動かされているのは問題だとしているね。
私
:「 輿論
」は「 世論
」の感情的な歯止めになるという。
しかし、では、今、「 輿論
」はどこにあるのかね。
菅首相の「 輿論
」はどこにあるのかは、説明がなかったね。
先生に 「 正解
」をもとめてはいけないかもしれないがね。
しかし、しっかりしないと我々は自分の首を締めることになるね。
最近の「 世論
」調査では、 菅首相続投
が多いという。
菅
氏に対する「 好み
」という「 感情
」よりも、ころころ首相が変わるのは問題だという「 理性
」が働いたのではないかね。
A氏 :「 メデイア・リテラシー 」のことを言っているのだろうね。
私
:ついでに「 輿論
」の「 輿
」という難しい漢字を見たので 漢和辞典
をひいたが、 元の意味は「こし」と言って、人がかつぐ車のこと
なんだね。
だから、この漢字の中央に 車の字
がある。
漢和辞典
では、2人の人が前後で、人の乗ったかごをかついでいる絵が載っていた。
ついでに、「 輿誦
」という言葉があって、「 庶民のことば
」とある。
「 輿地
」という言葉があって、「 大地、地球、世界
」を意味し、 大地は万物をのせるので車にたとえた
という。