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習近平の正体
私
: 習近平
は、昨日のニュースで 党軍事委副主席
に選ばれたことで、 5年に1回
開かれる 2012年の秋の第18回中国共産党大会
で、 10年の任期
が終わる 現在の胡錦濤・総書記(国家主席)
に代わって 主席に選ばれる最有力者
になった。
昨日のこのニュース
で日本人には身近になった人物だ。
折から 中国の内陸地での反日デモ
が暴徒化するなどで、特に今後の日中関係がどうなるかで関心を呼ぶ人事だね。
もっとも、最有力候補ということで、 後2年
あるから、どう転ぶかはわからないがね。
A氏 : 習近平 は、日本では例の「 1ヶ月ルール 」でもめた 昨年の事件 で知られたね。
私
:実は、 昨年10月
初めに 中国政府関係者
から 習副主席
が 12月に訪日
し、 天皇陛下と会見したいとの打診
があった。
日本外務省
は「 1ヶ月ルール
」を説明し、 早急に訪日予定を知らせるように要請
した。
しかし、中国側は他の国内会議の日程がきまらないので、後で連絡するということで遅れていた。
有力な次期最高主導者
が日本に行くのだから「 1ヶ月ルール
」なんてどうにかなるだろうという態度が見え見えだったという。
A氏 :中国側が日本の外務省に「 訪日日程は12月14日から16日 」と 正式に通知したのは 11月19日 だから、「 1ヶ月 」を切ったね。
私
:外務省はそれからさらに1週間も経った 11月26日
になって 宮内庁に陛下との会見を打診
する。
宮内庁
は当然、 拒否
。
外務省
が中国側に正式に「 会見は無理
」と通知したのは 30日
。
A氏 :なんだか、 外務省 もテキパキした動きでないね。
私
: 外務省
に無理と言われたので、中国側は事の重大性を認識し、 崔駐日中国大使
はあらゆるルートを使って、なりふりかまわず 政界工作
をする。
まず、 山岡民主党国対委員長
、 平野博文官房長官
、 岡田克也外相
に働きかけたが、 鳩山首相が拒否
。
11月3日
に 中国外務次官
が 宮本駐中日本大使
を呼んで圧力をかけ、 宮本大使
は 岡田外相
に働きかけたが 拒否
。
崔大使
は、 7日
に 中曽根康弘元首相
に協力を依頼し、 中曽根氏は官房長官に電話
するも 拒否
。
崔大使
が最後に頼ったのが当時の 民主党の小沢一郎幹事長
だ。
小沢氏
が 崔大使
と会ったのは 総勢600人以上を率いて訪中する前日
の 9日
。
崔大使
は、 中国外務省
をバックに、 交換条件
として「 胡錦濤・主席が訪中した国会議員143人の一人一人と握手し、写真撮影もする
」ともちかける。
小沢
氏は、 鳩山首相に電話して、一喝
し、 10日
に 平野官房長官
が 羽毛田信吾
・宮内庁長官に再度電話
して、 宮内庁が折れる。
A氏
:ここでも 鳩山首相
は ブレ
たね。
それにしても、中国はすごい政界工作だね。
それほど、 習・副主席の天皇会見
は重要なのかね。
私
:現主席の 胡錦濤
氏が 副主席
のとき、日本訪問の際、 天皇と会見しているという前例
があり、この前例を守れなかったら 中国外務省の怠慢
とみなされる。
裏には、 次期最高指導者
の座をめぐり、 習近平氏にハク
をつけようとする 中国内での権力闘争
がある。
A氏 :この「 特例会見」の裏事情 を 習・副主席の来日の前 に、 宮内庁長官が異例の公表 をするね。
私
:それは「 天皇陛下の政治利用
」として天皇陛下と習・副主席の会見を実現させた 自らの責任回避
のためだという。
というのは、 1ヶ月前の11月
に 習・副主席の妻・彭麗媛
が 中国人民解放軍政治部歌舞団を率いて来日
したとき、東京で行なわれたその オペラ公演
に 皇太子殿下
がおでましになり、 彭麗媛の隣席で観劇
し、 公演が終わった後も、控え室
を訪れたという。
これが「 中国による皇室の政治利用
」として、 宮内庁の軽率さが批判
され、国会議員からも非難があり、 右翼団体
からも宮内庁は「 非国民
」と批難されたという。
長官は身の危険すら感じたという。
A氏 :それで、また、「 1ヶ月ルール 」を破って天皇陛下と、しかも 彭麗媛の夫である習・副主席との天皇との会見をセッテング したとなると、 宮内庁長官 は袋叩きになりかねないね。
私 :そこで、早めに、これは 宮内庁独自の判断ではないとしたという責任回避の説明 になったという見方があるね。
天皇との「 特別会見 」は、 12月15日 に行なわれた。
それだけ中国側が力を入れる日本にはあまりなじみのない 習・副主席
とはどういう人か。
明日、その生い立ちからふれてみよう。