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Ryu-chan6708

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2013.02.13
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わが国の近世教育史 に比べると、「 西欧の教育史は体罰史 」だと言ってよいという。
フランス が学校での ムチ の使用を認めない本格的な「 体罰」禁止 1887年 で日本より 8年 遅い。
  しかし、 家庭での「体罰 」は 必要悪 と考えられ、そのため毎年 10万本 のムチが売られているという。

A氏 :叩くのでムチが消耗品になっているのかね。

:ところで、日本語には「 教鞭をとる 」という言葉がある。
 これは教師による「 体罰 」を連想しやすいが、この「鞭」というのは、掛図を示し、字画を指す道具という解説があるから、今で言う ポインター みたいな道具を意味しているのだろうね。
 「広辞苑」の「 教師が持つ鞭 」というのは誤解されやすいね。

明治10年代後半 以後、「 体罰 」の乱用に決定的な影響を与えたのは、 帝国陸海軍の教育 であったと考えられる。

A氏 :「 軍人勅諭 」が 明治15年(1882年 )で「 教育勅語 」の制定より 8年 早いね。

:世界の状況の 弱肉強食 の「 帝国主義時代 」を背景に、 日本の軍隊教育 画一的、中央集権的色彩 が強くなる。
 教育を受ける者の息詰まる窮屈さから、上下関係のうっぷんのはけ口として、私的制裁・「 体罰 」の場を用意することになる。
  この典型が、 初代文部大臣 森有礼 が最も重視して 軍隊モデル に改造した 師範教育の寄宿舎生活の場 であったという。
  次第に蔓延する当時の 教師による「体罰」の根源 はここにあった。

A氏 森有礼 と言えば、国語を英語にすべきだと言っていた人ではないかね。

 それから、芸人や職人の徒弟奉公の世界で強固に生き残っていた「 体罰 」の慣行が、軍隊という機構で拡大再生産されたという可能性もあるね。

:他方、初等教育でのタテマエの「 体罰 」禁止は、戦時下の「 国民学校 」までほぼ一貫して禁止されてきた。

 戦後、すぐに「 学校教育法 」が定められ、その 第11条 に「 体罰」禁止 がある。
 戦後も「タテマエ」と実態の乖離問題は残っていて、 勝ち負け を争う スポーツ に「 体罰 」は残る。
根性論 だね。

A氏 :動物を愛護し、子どもを可愛がり、狭い国土の中でお互いに気を使いあい、極力ことを穏便にすまそうとするわが国の伝統はどうなってしまったのかね。

:それにしても、 キリスト教 は、 人間と動物を明確に差別 する基本思想があるね。
 だから、猿から人間が進化したという ダーウィン の「 進化論 」は教会で問題になった。
   子どもは「動物」だから、「 体罰 」に抵抗感はないのだろうね。
  しかし、 東洋思想 には、伝統的に生き物にも生命活動を認めるような 平等思想 が根底にあり、 輪廻 などそうだね。
  ましてや日本は「 子は宝 」だ。
 その違いが、歴史的な「 体罰 」の違いの根底にあるような気がするね。
  こないだ、テレビでやっていたシンガポールの学校の「 体罰 」だが、この国は勝手はイギリスの植民地だ。
 韓国はキリスト教徒が多い。

A氏 :明治維新で 近代国家 となるための 富国強兵 と、それによる 中央集権化、官僚政治化 は、日本の伝統をかなり捨てたね。
 敗戦でもそうだね。

 そう言えば、今度、例の「 体罰」 問題の 桜宮高校 の改革に前女子バレーボール 日本代表監督 柳本晶一 氏が当たることになったね。
柳本氏 は、以前は「 体罰」 を受けたことや古い指導法をとっていたことを認めた上で、「 科学的に栄養を管理して、自覚を持った選手を育てないと世界に太刀打ちできないと感じ、指導方法を変えた 」と言う。
 当時、選手は監督を「 昌ちゃん 」と呼んでいたそうだ。
  今度の五輪の 銅メダル 獲得の基礎を作る成果を出してきたね。
  氏は、どこかのテレビインタビューで 100年来のスポーツ指導の悪習を断つ と言っていたように思う。

私:安倍晋三首相の「日本を取り戻す」ではないが、「体罰」の社会史 からすると「 100年前の日本を取り戻 す」ことになるのかね。

 さらに、 日本女子アイスホッケー が、 ソチ五輪一番乗り を果たしたね。
飯塚裕司 監督 の指導方法をテレビでやっていたが、相手の動きをビデオなどを使い、 科学的 だね。
 それに 2人のコーチの適切な指導 があったことを今朝の新聞が報じていて、 飯塚監督 は「 コーチ陣のおかげで指導が行き届いた 」と言っていたという。

サッカー、バレー、アイスホッケー などの相次ぐ 女子の国際スポーツの成果 を通じて「 勝負強さ 」と「 体罰 」の歴史的な関係は大きく変わるだろうね。






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Last updated  2013.02.13 17:15:19
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Re:「体罰の社会史」江森一郎著・新曜社1989年6月刊・その7(02/13)  
先日、中学校の校長を退職して6年程度の人と話をしました。その人は、まだ、小遣い程度の仕事で学校に関わっていると言います。
その人の話によると、体罰は容認されてきたとの考えが言葉の端々に表れていました。
そして、現役の教員は言葉の暴力との非難を浴びせられることも考えると、親と変わらない体格の悪の子供を如何に教育するか悩んでいると言います。
教育現場の実態は世論とかけ離れている気がしました。 (2013.02.14 12:42:44)

Re[1]:「体罰の社会史」江森一郎著・新曜社1989年6月刊・その7(02/13)  
Ryu-chan6708  さん
ライラック7611さん
>先日、中学校の校長を退職して6年程度の人と話をしました。その人は、まだ、小遣い程度の仕事で学校に関わっていると言います。
>その人の話によると、体罰は容認されてきたとの考えが言葉の端々に表れていました。
>そして、現役の教員は言葉の暴力との非難を浴びせられることも考えると、親と変わらない体格の悪の子供を如何に教育するか悩んでいると言います。
>教育現場の実態は世論とかけ離れている気がしました。
-----
 日本の教育は明治以来、体罰と真正面に取り組んでこなかったために、体罰に代わるノウハウの蓄積がすくないようです。
 数年前のゼロトレランス導入はどうなったのでしょうかね。
 スポーツの方は、女子サッカー、バレー、アイスホッケーで「体罰」によらない効果的な指導方法を確立してきているようです。男子野球も桑田真澄氏が、「体罰」によらない効果的な指導を実践していますね。 (2013.02.14 14:07:16)

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