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私
:これからは、 中国の人口
は今のまま横ばいで、 2030年頃
には、減少に転ずる。
しかし、 アフリカの人口
は 2030年
に 中国、インド
を抜き、平均年齢が低いので 2050年
には今の倍の 20億人
になる見込みだ。
A氏 :長期的には 底なしの成長 を期待できるね。
私
:「 アフリカ知的街道
」の「 経済大国アフリカ
」でふれたように、すでに 中国のアフリカでの進出
はダントツだね。
しかし、 中国のアフリカ進出方法
には批判が多い。
資源を囲い込む一方、 大量の中国人
が押し寄せる。
だから、アフリカに 雇用
が生まれない。
そして、アフリカで購入した資源を中国国内で加工して、製品をアフリカに大量に売る。
これでは アフリカの製造業
が育たない。
A氏 :それで「 新植民地主義 」と言われることがあるんだね。
私
:しかし、今の アフリカブーム
の 火付け役
は 中国
であることには違いない。
そして、中国がアフリカに道路などの インフラ整備
をやったので、それが アフリカ開発の基礎
になっている。
A氏
:しかし、先進国は自国企業の受注を前提とした発展途上国への 開発援助金の使い方
が制限されているね。
例えば、日本が 開発援助金
で橋や道路をアフリカから受注しても、日本のゼネコンは動けない。
発展途上国の仕事を奪うことになり、開発援助にならないからだね。
しかし、そうなると現地に適切な企業がないと インフラ整備
はなかなか進まないね。
一方、中国は 先進国
でないから、この制限がない。
私 :だから、インフラ開発などの分野で資金援助を実施し、その工事を 中国企業が受注するというパターン でアフリカ各国に深く入り込んでいる。
そういう 中国先行の状況 で、かってはアフリカに植民地を持っていたイギリス、フランスが 旧宗主国 の関係を利用し、巻き返しをはかりだしたという。
他に インドやASEAN(東南アジア諸国連合) の企業進出も目立っているという。
A氏 :そういう中で、日本はどのように行動すべきかね。
私
:現在の日本とアフリカとの関係をみると、輸入は 資源
が多い。
輸出と輸入の相手のトップは 南アフリカ
だ。
だから、 資源と南アフリカ偏重
が現状だね。
企業の進出は商 社先行型
だね。
在留邦人は、アジア 33万人 、北米 45万人 、西欧 18万人 に対し、アフリカは 8千人 。
A氏 :出遅れているね。
私 :だから、 短期的に勝負 する必要があるので、現地企業や進出して活動している外国企業との M&A が望ましいとしている。
過去、日本企業による海外企業の買収は大半が失敗するか、相乗効果を出すにも時間がかかるというが、今度はそんなことを言っていられない。
日本政府も安倍晋三政権の指示で、インフラで中国に対抗するため、 ODA(政府開発援助) で日本企業の受注を増やすために、外務省は制度を変えたという。 今回のODAは 1.4兆円 だね。
日経ビジネスでは「 日本企業単独の進出では限界がある 」として、日本にとって効果的な アフリカ市場攻略 には、次の 5つのパターン があるとしている。
1.関係の深い南アフリカを起点に北上する。
2.旧宗主国のネットワークを生かす。
3.進出済みのアジア企業と協力する。
4.有力な地場企業と提携する。
5.官の支援をうまく活用する。
「 勝負は5年で決まる 」という。
アベノミクスの 3本目の矢の1つ になるか。 アフリカをめぐって、 国際経済競争 はあわただしくなってきたね。