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Ryu-chan6708

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2013.06.24
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【送料無料選択可!】永山則夫 封印された鑑定記録 (単行本・ムック) / 堀川惠子/著

:この本を読もうという動機は、ブログ「 4月28日・今週の新聞書評 」によると 朝日新聞書評 でとりあげていたからだね。
 そのときのブログには下記のような書評の趣旨が書いてある。

永山則夫 (当時19歳)というと 昭和43年 に起きた通り魔による 連続射殺事件の犯人
 彼は 極貧 に育ち、中学を卒業すると「 金の卵 」で「 集団就職 」で上京。
 働きながら夜学に通う少年だったという。
 カネほしさの犯罪でないが、彼自身は何も語らなかった。

 彼は 獄中ノート『 無知の涙・金の玉子たる中卒諸君に捧ぐ』 を出版し、 貧困 が無知を生むのでなく、 資本主義社会が形成 すると言い、犯行は自殺するための計画的なものと告白したという。
 しかし、評者は、彼の真意を理解できなかったが、 この鑑定記録を読んで謎が解けた という。」

 この書評で興味を持って、当時、すぐ図書館に予約しておいたが、やっと俺の順番がきた。
 厚い本を一読して、「 事実は小説よりも奇なり 」を痛感したね。

 著者は 永山事件 を取材中、裁判で採用されなかった、 百時間を超える精神鑑定の問診テープ を最近入手した。
 このテープは、 精神科医 石川義博 氏が、則夫を問診した記録で、 278日間 の鑑定による「 封印された鑑定記録 」だね。

A氏 :膨大な記録量だね。

:俺が驚いたのは、鑑定記録は永山則夫ファミリーの3世代にわたる壮烈な歴史物語だということだね。


A氏 :そして検察の言う「 カネほしさの殺人犯 」というのは間違いだということかね。

:問診した 石川氏 は、東大卒後、 ロンドン大学 への2年間の留学を経て帰国し、 東京八王子医療刑務所の技官 として勤めていた。
 そこへ、 則夫の弁護団 が精神鑑定を依頼してきた。
 すでに精神鑑定は別の医師が行なっていたが、則夫がその医師に心を開かず、 問診 にまともに応じないまま、精神鑑定書が作られてしまったという。

 則夫自身が精神鑑定をもう一度、きちんと受けたいと希望しているというが、無差別に4人を射殺した「 連続射殺魔 」を相手に精神鑑定ができるかという不安があり、最初、石川氏は断る。
 しかし、則夫の弁護団は簡単に引き下がろうとしなかった。

A氏 :それがなんで精神鑑定を引き受けたのかね。

:とりあえず、 則夫の生い立ちの記録 を見て、その 厳しい現実 医師の関心 を惹かずにおかなかったのだという。
 俺も則夫の生い立ちをこの本で読んでその判断を理解できたね。

 こうして、 石川氏の精神鑑定 がはじまり、則夫ファミリーの軌跡が明らかになる。

 この本は、問診テープをもとに、 則夫ファミリーの姿 が明らかにしているが、精神分析の都合上、話が前後する。

 そこで、俺なりに 物語的に時系列 にまとめてみた。

 そうしたら、 日露戦争から高度成長の波にのまれるまでの3世代 にわたる、ある日本の貧しいファミリーの壮大な歴史が浮かんできた。
殺人犯永山則夫 はその 歴史 が生み出したものだね。

 ここにこのブログに7回ほどに分けて物語化して記録しておいてみたいと思う。

 第1回の明日は、まず、日露戦争後の 則夫の祖母の苦難の物語 からスタートしよう。






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Last updated  2013.06.24 08:32:16
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