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私
:図書館から借りたが、 300頁
を超える厚さで、小説と違い、固い内容の本なので期限内で読了できず、読み飛ばしたね。
驚いたのは、アメリカの 応用物理研究所
( APL
)で 2009年
に行ったというペンタゴン後援の「 戦争シュミレーション・ゲーム
」だね。
A氏 :戦争シミュレーション・ゲームというのはかなり前からやっていたのではないの?
私
:ところがこのゲームでは使える武器は 金融的武器
-- 通貨、株式、債券、デリバティブなど
ーーに限定されていたという。
ペンタゴン
は軍艦や戦闘機の代わりに 通貨や資本市場
を使って グローバル金融戦争
のシミュレーション・ゲームを始めたという。
著者はこのゲーム開発とゲームに参加していた。
チームはアメリカ組、ロシア組、中国組、日本・韓国などのアジア組などに分かれる。
このゲームは、金融が 国家の安全保障 にとっても重要だということを意味しているのだろう。
アメリカは軍備では 世界最強国 だが、もう、軍備よりも 金融が国家を滅ぼすかもしれない 。
このゲームの一つの教訓は、 ドルが完全に崩壊
したとしても、 アメリカは大量の金
を持っており、それに頼ることができるということだという。
その 金
は、中央銀行の金庫室でなく、 軍事基地
-- ケンタッキー州フォートノックスやニューヨーク州のハドソン川沿いのウエストポイント
--に置かれている。
これは国の富と安全保障はつながっている象徴だね。
A氏 :アメリカは 金本位制 に戻るのかね。
私 :著者は、ドルは持ちこたえられないとしているね。
1. ドルは基軸通貨の地位を譲り、複数の準備通貨になるか。
2. SDR
( 特別引き出し権
)に従属するのか。
3. 金本位
に復帰して活力をとりもどすのか。
4.このまま混沌状態に陥って、復活するか、破滅するか。
この 4つ
のいずれかになるだろうという。
これに対して、アメリカはどういう政策をとるだろうか。
金融戦争シミュレーション・ゲームをした 国防総省
(ペンタゴン)が 財務省
や FRB
にはできない方法で秩序を回復するかもしれない。
A氏 :考えて歴史を振り返れば、 1930年代 の通貨切り下げは、アジアでの日本の拡大ややヨーロッパでのドイツの攻撃につながった。
1970年代 の通貨切り下げは、現代史上最悪のインフレにつながった。
私
:「 金融戦争シミュレーション・ゲーム
」はその時代の先を見ようというものだね。
金本位制
をやめた ニクソン
とは逆に、 オバマ
は 金本位制復帰を宣言
するだろうか。