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私 :「 争い 」について、 三谷幸喜 氏、 鬼頭莫宏 氏、 和田竜 氏 の 3氏 の意見が掲載されている。
このうち、「 命のエゴが生んだ無人兵器 」と題している 鬼頭 氏のものが一番興味を引いた。
A氏 :俺も読んだが、 戦争の最大の抑止力 は 人道主義 でなく「 他国の命には関心がないが自国民の命を失うのは耐え難い 」という エゴイズム だという。
私 :実際、 ベトナム戦争でもイラク戦争 でも 米国 は 自国の兵士 を失っているし、 帰還兵 は精神障害を起こしている。
そこで 無人兵器 が発達する。
しかし、 米国から無線誘導された軍用機 が 誤爆 で 多くの民間人が殺されている 。
A氏
: パキスタン
では 2004年
以降、 米国の無人機攻撃
で 2200人
以上が死亡
し、そのうち 400人
以上が民間人
だったという。
アフガニスタン
や イエメン
でも、 多数の民間人の犠牲
が報告されている。
米国側は無傷だ
。
私 : 米国 が 無人機 を使用するのは、 米兵 を危険にさらさずに、山岳部などに潜む テロ組織幹部を攻撃できる「 便利な兵器 」だからだ。
この問題の 裏
にあるのは
「 自国民と他国民の生命を完全に分け隔てる思考
」
だと 鬼頭
氏は指摘する。
A氏 : 古今東西の戦争 は「 人の幸せを踏みにじっても、今以上に自分たちが幸せになりたい 」という 動機 で始まっている。
先の戦争 も 植民地支配で欧米列強に遅れた日本 が「 自分たちもおいしい思いをしたい 」と始めたという。
私
: 日清戦争
から 日露戦争
までは、 その列強に植民地化されまいという自衛
の戦いの色が強かったね。
当時は、 英米露仏独の5カ国
が 中国や朝鮮の植民地支配
にひしめいていたね。
有名な 三国干渉
があるね。
すなわち ドイツ、ロシア、フランスの3国
は、 日清戦争
で勝った日本と清の間で結ばれた 下関条約
に基づき日本に割譲された 遼東半島
を 清に返還すること
を求めた。
弱い日本
に対する 列強のいやがらせ
だね。
米国と英国は傍観した 。
まだ 力のない日本
は仕方なく 列強の要求を呑む
。
屈辱
を味わうね。
そうすると 列強 は競って ハイエナ のように 清國 からいろいろな権利を奪いだすね。
これが次に 日露戦争 になり、 日本が勝利 し 遼東半島をロシアから取り戻し 、ロシアを朝鮮から追い出し、 日韓併合 までいく。
ようやく 列強の仲間入りをし 、 第1次世界大戦では連合国の一員 となるね。
だから、 明治の日本の戦争 は 自衛色 が強いね。
本格的な侵略 は 満州事変 からだろうね。
A氏
:「 日本人が自分の家族に注ぐのと同じくらいの愛情を他の国の人々も自分の家族に注いでいる
」
「 戦争で土地や財産を奪われたら、その人や家族はどうなるか
」
というのが 最低限のルール
だね。
それを守れば 個人の
「 争い
」も 国家の「 争い
」 =戦争
もなかなか起きないはずだ。
私
: 旧日本軍
はその国に襲いかかり 多くの人びとの人権を侵した
と 他国
から思われている。
事実そうだね。
特に 中国全土に侵略し、
かなりひどいことをした。
しかし、同時に日本も 多くの戦死者
を出した 被害者
でもある。
だから、 被害者意識
だけでなく、 加害者意識
も同時にもたないといけないね。
安倍晋三首相 の 靖国参拝 も、 他国の人権を侵すことを間接的に肯定 したと見られても仕方がないと 鬼頭 氏は指摘する。
被害、加害の両面で考える思考
を停止すると危険なことになるね。
その日本の 思考停止
が「 争い
」のもとになることを当事者以外の 他の関係諸国は心配
しているのだろう。