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私 :この 原作 は大いに売れ、 映画 も評判がよかったというが、 軍国少年 だった俺には、もともと 太平洋戦争を題材にしたノンフィクション には興味があるが 、フィクション は興味がなかったので、映画も観ていなかった。
それが WOWOW でやっていたので、参考に録画しておいて今日、観たよ。
A 氏 : 主人公 は 零戦 の 名パイロット だというね。
私 :それが戦争中は、 敵機との空中戦 に逃げていて、積極的に交戦しないので 卑怯者 と言われていたという。その 逃避の理由 は死なないで、日本にいる妻子に無事会えるためだという。
この設定に違和感がし、無理を感じたね。
戦争はそんな甘いものではないだろうにね。
敵機を 1機 でも多く撃ち落とすのが戦争だからね。
A 氏 :でも最後は、 特攻 に志願して戦死するんだね。
私 :その心変わりが明確で無いね。
映画の最後の方で、 若い部下 に「 君はもし、戦争が終わり生きて日本本土に帰れたら何になりたいか 」というようなことを聞いている。
特攻 が盛んになるのは、米軍が本土に迫っている時期で 敗戦が確定的な時期 だ。
戦争の最後は、 本土決戦 が予想される。
本土決戦 となれば、家族も故郷も破壊され、日本は 廃墟 となる。
生き残っても帰るところは 廃墟 だね。
なんで、こんな質問が出るのだろうね。
A 氏 :名女性司会者の 阿川佐和子 の父親 阿川弘之 氏は作家で、戦争ものも書いているが、
あるとき、ハイティーンのギャルたちが、日米戦争の話をして騒いでいるのを聞いて 「本土決戦があったら、親は死んでいるから、お前たちは生まれていない。だから、この世にはいない 」とある雑誌のエッセイに書いていたね。
私 :まぁ、 太平洋戦争 をまったく知らない若者に 特攻 という知識を与えるにはいいかもしれないが、もっと当時を生きた人間の内面を深く掘り下げたものでないと 名作 と言えないと思ったね。