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私 : リーマン・ショック につながる 米住宅バブル崩壊を予測 したことで知られ、「 破滅博士 」とも呼ばれる 米ニューヨーク大のヌリエル・ルービニ教授 が 朝日新聞 のインタビューに応じ、 アベノミクスの評価や世界経済の見通し を聞いた記事が載っている。
アベノミクス がめざす方向は正しいとして、 株高 と円安 になり、 雇用者数 も増えたので、 確実に機能していると評価 しているね。
A 氏 : アベノミクスの影 も指摘しているね。
私:教授は 「想定通りに 大企業 は収益を伸ばしたが、 消費者にしわ寄せ が及んだ。急激な 円安 が進み、 消費増税 も実施されたことで家計にとっては『 二重苦 』を背負うことになった。 購買力 が減り 消費者 は買い物を控えた。 この点が決定的に見込みと違った 」という。
消費税 については 「そもそも(今年 4 月に) 5 % から 8 % にいきなり上げたことが間違いだった。1年に 1% ずつなど 10 % に向け、ゆっくり引き上げるべきだった」という。
また、「 日本では、企業が前向きな投資をせず、現預金をため込む『 伝統
』がある。未熟な コーポレートガバナンス
(企業統治
)も一因だ。
米企業は利益がたまれば、配当増や自社株買いなどを考える。実現できるかはともかく、内部留保に税金をかけるアイデアも検討していい」という。
やるべき施策は山ほどあるのだが、とにかく スピードが遅い 。選挙を終え、 安倍首相 はより強い権力基盤を得た。いま問われるのは、首相にやる気があるかどうかだという。
A 氏 : 日本経済の先行き については、 教授 は「 状況は複雑 だ。いったん 1ドル= 120 円 の節目をこえた 円相場 は、来年末には 130 円 かそれ以上に値下がりするだろう。そうなると、製造業を代弁する 米国の議会との摩擦 が生じてくる。現時点でも『 通貨戦争 』に近い状況だ。 円安 のもとで輸出を増やしたいところだが、輸出増をめざすのはどの国も同じ。 国際的な競争は激しく、簡単ではない 」という。
私 : 教授 は、「いまの 世界経済 では、 米国経済というエンジンだけが機能 している。 第2 のエンジンの 欧州 や、 第3 の 日本経済 はもろく、 第4 の 新興市場 は 中国の減速 が著しい。 世界経済 はいま、 エンジンが一つしか動いていない状態 で飛んでいるようなものだ」という。
ロシア
については教授は「ポーカーに例えれば 、プーチン大統領
は破滅的なプレーヤーだ。 原油価格の急落や通貨ルーブル暴落、
経済制裁
など手元にはひどいカードばかりがあることを誰もが知っているのに、 強気の姿勢
を崩していない。彼の行動は予測しづらく、経済も見通しにくい」という。
以上だが、特に目新しい教授の「 破滅警告 」はなかったね。