”ゆうぎり”三代記



今回はゆうぎりと言う艦名について追ってみたいと思います。名前の由来は比較的綺麗な響きが有りますよね。 百人一種とか源氏物語とかのに出てきそうですね。

初代 夕霧 「東雲型」3番艦
明治29年度計画、建造所ソーニクロフト社(英国)明治32年3月10日竣工水雷艇(駆逐艇)に類別、明治33年6月22日軍艦(駆逐艦)、明治38年12月12日駆逐艦、大正元年8月28日三等駆逐艦に各類別等級変更大正8年4月1日雑役船に編入、大正9年7月1日特務艇に転籍、大正11年4月1日除籍 大正13年3月14日廃船認証。
むらくも初代
「同型艦」
モデルはメタルキットです 詳しい事は“新品、珍品”コーナーを見てください

2代目 夕霧 「特型Ⅱ型」6番艦
昭和4年4月1日 舞鶴工廠にて起工 昭和5年5月12日進水 昭和5年12月3日竣工
Ⅰ型からⅡ型への変化では 外見上の違いは給気こうの違いです Ⅰ型では煙管型の給気筒として開口しています。Ⅱ型ではこれが旧海軍の伝統のお椀型の給気口になり以後の駆逐艦の標準に成っています。Ⅰ型では主砲が装甲されていなく正確には砲室であり左右連動の物でA型砲架と呼ばれていたがⅡ型以降は左右が独立して動く物に変更され最大仰角も75度まで引揚げられ 対空射撃もある程度まで可能のは成ったが 対空砲としての効果は薄かった。
夕霧
「同型艦」
特型の{特}呼称は本艦型が従来の駆逐艦に比べて画期的な性能を持っていた為でありその兵装配置は艦隊型駆逐艦の標準として島風型まで受け継がれた。

 モデルは対空兵装を強化した後期に成っています。前期型は綾波が出ています。
制作に当たっては船体型の前部シェーアの部分が若干キッ過ぎる感じ後部13号レーダーを1基にする。 初期の作品の為甲板には何も刻印が有りませんが この辺を参考文献等を見ながら塗り分けてあげれば良いとおもいます。 最後に後部甲板等にリール、爆雷投射機等のジャンクパーツが有れば搭載してみて下さい。

3代目 ゆうぎり 護衛艦「あさぎり型」3番艦
昭和58年から61年度計画で建造された凡用護衛艦で8隻建造されたうちの3番艦
はつゆき型の拡大改良型で基本的な兵装は同様だが 主機はCOGOGからCOGAG方式に変更され必要に応じて、ヘリコプターを2機まで搭載可能にできるよう格納庫の大型化されている。又対空レーダーの違いによって”あまぎり”までの前期型と”うみぎり”までの後期型に類別される。
ゆうぎり
「ゆうぎり」
 モデルは最近ピットロードから販売されたもので刻印等も問題なくストレートに制作しても何も問題ないと思います。
 前期 後期の違いの対空レーダー等もそろっていますし別段エッチングパーツのお世話に成らなくても充分なできです。
 何時も思うのですか 護衛艦の制作に当たって甲板等の通路帯の塗装中々上手くいきませんよね 皆さんどうしていますか 上手い方法をお持ちの方居ましたら掲示板への書き込み宜しくお願いします。

参考文献  特型駆逐艦           学研
      丸スペシャル 特型駆逐艦(Ⅱ) 潮書房
      世界の艦船  日本の駆逐艦史  海人社
      世界の艦船  特集・自衛艦隊  海人社


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: