2025.11.12
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日のパソコンの時の話。

うちのパソコンは先生が注目!と言ったら黒板に注目するけど普段はみんな好きなことをやっていて、先生に質問したり、関係ないことをしゃべっていたりと自由な雰囲気。

隣の席にいたTさんに「何を見ているの?」と聞いてみた。

Tさんが見ていたのは家族旅行の写真。

Tさんのご主人は去年ガンで余命宣告されこの春亡くなった。

去年の夏宣告後最後の家族旅行で御夫婦とと娘さんたちも一緒に出掛けた時の写真。

ご主人のスマホに入っていた写真をパソコンに移したら最後の家族旅行の写真と共に
生前ご主人が撮った自宅の内外の写真、入院中の病室の写真、最後はお葬式の日程を書いたカードまで写っていた。

最後のお葬式の案内は多分他の家族が撮ったのだろうけど。

楽しそうな最後の旅行の写真、笑っておどけているご主人。

まだこのころは余命宣告はされていても写真で見る限りはお元気そう。

でもご本人もご家族もこれが最後の旅行だとわかっていたのだろう。

こんな風にいつも楽しく笑い合ういいご家族だったのだろう。

Tさんは時に笑ったりしながら淡々と写真を見ていたけど、見ていた私は胸が詰まった。

亡くなった人はこうやってだんだん思い出に変わっていくのだろう。

わたしも今年母を亡くしたから時折母を思い出す。携帯の中の母の画像を見返したりする。

もっと前から撮って置いたらよかったと思う。

携帯の中には数枚しかない。家には母の幼いころからのアルバムもあるけどなかなか処分できない。

置いていても最後には処分しないと娘たちが困るとわかっているけど。

写真は処分しても心の中に母もTさんのご主人も生き続けることだろう。

人は忘れられない限り誰かの心の中で生きている。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025.11.12 17:47:53
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR


© Rakuten Group, Inc.

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: