私のお気に入り!昇る朝日、光る川面、泳ぐ鳥     

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伝える



この日の実習相手は、難聴の方でした。
この講座には、ろう つまり耳が聞こえない方が
数人受講されています。

その意気込みにいつも頭が下がります。

私とペアになった方は、難聴で
補聴器で会話が成立するそうです。

実習の課題は、
盲ろう つまり見えない聞こえない人が
折りヅルを好きな色紙で折りあげるというものを
介助者がサポートすること。

まず、私が盲ろう者役で相手が介助役を。

自分のやりたいことが、これほど
もどかしく、うまく伝わらないことを
思い知らされました。

介助してもらっている遠慮があるので、
なされるままで、
やりたいことができませんでした。
それを言い出せませんでした。

これは、日常の生活でも
言えるのかもしれません。

まぁ、世話をかけているし、
ごちゃごちゃ言わなくて、黙っていればいいか。

相手のいいようにしておけばいいか。
など思ってしまって、
なんだかもやもやするなぁ
なんてことに。

いや、そうじゃない。こうしたいの。
こうなの。
そういうことは、遠慮せず、声に出して
伝えることが大切で、それを怠っていては
お互いによくないことに気付きました。

ちゃんと丁寧に相手に伝えること。
これは、大切ですね。

そして、補聴器されていても
全てが聞こえてるわけでなく
その聞こえの幅は人によって
違うことを知りました。

補聴器は、されていること自体
気付きにくいですし、
「相手には聞こえて、わかっている」
と勝手に判断せず、
しっかり伝わっているか確認することが、
大切だということも初めて経験しました。

ほんとうに、気付かずに通り過ぎていることが
たくさんありますね。


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