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フリーランスには夏休みというものはない。本当は一時帰国するはずだった。実家が家の建て替えをして引っ越し、狭くなったので古い家にある自分のものをよくよく処分して欲しいと。とても難しいこと。20年くらい住んでいた実家がなくなる。ものも処分。海外にひとりでいると普段帰れなくても育った家があるというのは一つの根っこ。それでも弟と母は優しくて何かがあっていつ帰るかもしれない私のために新しい住居にも部屋を用意してくれた。ありがたいとしかいいようがない。まあ、そんな実家整理のために、一度夏までに帰ってねとそういうことだったのだがこちらの滞在許可の問題が片付かない。フリーランスなので、滞在許可の更新に税額査定通知書が必要といわれたのだがそれがまーだ来ない。どうやら区域の税務署がデータの電子化を図っているらしくそれで遅れている模様。実家からは、引っ越しは済ませたが色々あるので秋でもいいよと連絡がありそういうわけで夏の一時帰国は棚上げ、先送りになった。Amrumという北の島にバカンスに行く知人が泊めてあげるからおいでと行ってくれたが電車とフェリーで片道900kmくらいあるのと電話&ネットがないので二の足を踏んでいる。今日も仕事待ち。もう少し稼がないと、いけない。そんなわけだから、夏休みの予定は仕事、だろうか。
2012年07月31日
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某役所でビザの申請時に「ドイツ人と結婚するのが一番手っ取り早いですよ」と言われた知人がいる。彼女は筋金入りのフェミニストなのでその発言は怒髪天をつき当時書類上は独身だった某市長に「そういうわけだからビザの為に結婚して」とメールを送った。これをニュースにした新聞があったので市長は丁寧に辞退の返事を書きビザの援助をすると申し出、彼女の滞在問題はうにゃむにゃととりあえず片付けられ、市長はその後、長年連れ添っていた人と正式に結婚した。「schatzky☆も市長に結婚申し込みなよ、ビザ、下りるよ」何度彼女や共通の友達に言われたか。でも、彼女に下りたビザはこれまたややこしく、一応滞在は出来るけど飼い殺しな、つまりは普通に働けず、そのままでは帰国するしかないビザだった。彼女はその後転居し、転居先で労働目的の無期限のビザを取得している。さて、ドイツ人と結婚すれば本当に滞在許可が手に入るのか。某役所の役人がぽろっと口にしたくらいだ。結婚した二人が一緒に住めないなんて、そんなことあるのかい?と思うのが普通だろう。しかし、ドイツ人との結婚は、正確には、それだけではドイツに滞在する資格を満たさない。結婚するドイツ人に相手と自分の両方を養えるくらいの稼ぎがないと結婚は出来るが滞在許可は下りない。例えば学生だったり失業者だったり、そうでなくとも本人の平均的な収入が「二人の」生活を支えるに満たず恒常的に援助を必要とする場合は結婚相手に対する滞在許可の申請は却下される。もともと自分に何らかの滞在許可があってさらに結婚する場合は、元の滞在許可を取るための自活能力が認められているからそれ以下の滞在許可になったり滞在許可が下りなくなったりすることはない。知人は学生ビザから期限付きの労働ビザ、そしてその更新がないという状態だったので件の発言になったものと思われる。結婚は愛があれば出来るらしいが、滞在許可には愛だけでは足りない。滞在の為の愛のない結婚は一応、犯罪である。なお、ドイツ人と結婚=ドイツ国籍取得というわけではない。国籍取得には別の手続きが必要になる。結婚してもドイツ国籍を取得する必要はなく、逆に結婚したからといって国籍を取得できるとは限らない。日本とドイツは重国籍を認めていないため、ドイツ国籍を取得したい場合は日本国籍を捨てなければならない。
2012年07月09日
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近郊の日本人の友人が亡くなったと知らせが入った。お見舞いにたずねたばかりだった。人が逝くときは、多分そんなに長くは…と思ってはいても、それでも突然だと思う。父が亡くなるときは、まだまだ…もう少しは大丈夫だよね。と思っていた。でも、その時期は考えていたよりずっと早かった。病気や何かで弱っているというのは、その限界は、時々本人でも分からないのだと思う。かといって、経験から早いうちを考えたほうがいいよ…とは家族にはとてもいいづらい。自分だって、信じたいし、信じていた。そしてあっけなく逝ってしまったのだから。誰のことを思って誰のために言葉をかけるのかは、とても難しい。
2012年07月08日
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今年の七夕は土曜で割といい天気じゃないかと思った気がする。いろいろ考えながら外を見ていたら、そう思った記憶がある。
2012年07月07日
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訳あって、ホスピスへ行って来た。ドイツのホスピスは初めてだ。日本では父が神奈川のホスピスに入っていたが、ドイツのそこはそのホスピスより小ぢんまりとしていた。普通の高層アパートが立ち並ぶ一角にあり、入り口も普通のアパートのようだった。部屋は個人部屋で、天井の一部が吹き抜けになっている。そこから光が入ってきて、少し暗めの部屋を明るくしてくれていた。窓の外は緑がたくさん見え、涼しげ。部屋の大きさは15平米くらいだろうか。ベッドのほか、衣装だな、書き物机、椅子が用意されていて、ホテルのようだった。そういえば室内にトイレやバスは気づかなかったが、全介護の場合はそれらなしの部屋もあるのだろうか。ドイツで病院に入ったり介護施設に入ったりすること。多分、ドイツに来ている人でそんなことを思い描く人はあまり居ないだろう。だけど、ずっと暮らしていたら、それは決して関係のない世界ではない。元気であっても女性は出産のときに入院する人がほとんどで怪我や緊急の病気でなくとも、検査で入院ということもある。私は数年前まで入院したことがなかった。特に入院することもないと思っていた。眼科で検査入院してみて、初めてなるほどねと思うこともいくつかあった。病院や病棟によってもかなり違い、友人の入院暦やお見舞いなどの話から聞いていたことと違うこともいくつもあることも知った。病院から一歩進んで、介護施設。ありがたいことに、私自身はまだその領域にお世話になることはない。その予定もない。しかし、ずっと住み続けて何かがあったら、私はどこに行くことになるのだろう。滞在許可が無期限、つまりドイツ国民と変わらない条件で住めることになるまでは自治体の世話にならなければ生きられない事態になったら、強制的に日本へ戻ることになる。よしんば無期限の許可が出て、一人のとき。さて、どうするか。
2012年07月06日
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ドイツで眼科にかかるのも、特に心配することは無いと思う。きちんとした医師であれば日本の状況も分かっている。日本の特殊な事情を分からない医師であれば、それは変えたほうがいいがしかしそれはその医者がいまひとつなのであってドイツの眼科医療がだめなわけではない。たとえば緑内障。日本の緑内障患者の60%は正常眼圧緑内障なので眼圧がいわゆる正常範囲にあるからといって緑内障の可能性を否定してはならないのだがヨーロッパではそのような例は少ない。だから眼科でない一般医は「眼圧がそれなら大丈夫」なんて平気で言ったりするがよく勉強している医師、それも眼科が専門であれば、眼圧のみに頼れないことは言わずもがなである。難しいのはどの医師が勉強熱心でどの医師がいまひとつなのかという見極め。同じ眼科医でも専門も異なるため、自分の病気を専門にしている人とかその方面に詳しいひとを探さねばならない。さらに、医師としての姿勢。治療方針。これらは結局日本でも同じこと。最近は近所の口コミのほか、ネットで評価を出しているところもある。これまでは口コミで行った所は大体間違いが無かった。ただ、どんなに評判がいい感じでも相性が合わないこともある。そんなときは縁が無かったと思って別の医師を探すしかない。
2012年07月05日
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ドイツに行きたいで~す。ドイツ人と結婚したいんです!お友達になってください。時々そんなメールが来る。そうか~そうですか~。がんばってください。でも、私とお友達になってもそういうメリットは無いよ?
2012年07月04日
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紫蘇がまあるくかじられているのを毎日芽にするようになって数日。まあるく囓られてるのをみる度、微妙に悲しい。これが育てば、紫蘇が食べられたのになーと思うと。海外ならではですね。多分。あ、そういえば日本の紫蘇はかなり農薬が散布されているとも聞きましたが。それはさておき。まあるく囓って食べてくれるならまだしも、なんだか囓り方を間違えたのか、丸い葉っぱがぽとんと落ちてたり、芽のところから1ミリくらいだけ囓り残して、葉っぱ全体がしおれてぶら下がってたり。しゅ~ん…と思いながら、とんとん、と揺すったら、何か落ちた。なんだ?うわ!(画像はHanspeter Bollhalderからお借りしました)こいつだ~~。はさみ虫というヤツですね。とりあえず「はさみ虫!」と思ったけど自信がなかったので調べたらやっぱりはさみ虫だった。はさみ虫はしっぽ代わりのはさみではさまれても痛くないらしい。それは良かった。ドイツ語ではOhrwurm。良く、耳について離れない音楽のことをOhrwurmというのだけどこんな虫には耳に入ってきて欲しくないよ(笑)実際には耳に入ることはないらしい。アブラムシやその卵などを食べてくれる益虫らしいが、ぱりっとした葉っぱが大好物なので、そういう害虫がいないところでは植物が悲惨なことになるらしい。うーむ。とりあえず、一匹は外に捨てた。でも、次の日もまた次の日もまだ囓られている。どこにいるのかな…と思っていたら、プラスチックケースの縁、外側に丸まっているところにもう一匹隠れていた。しかもものすごく大きなヤツ。これじゃー芽が全部食べられちゃうってモンです…。ちり紙でつまんで窓の外にさようならした。これで大丈夫だろうか…。最近、三つ葉もくるりくるりと、一部がまあるく切り取られているのだ…。
2012年07月03日
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紫蘇の芽が食べられている。日当たりの良い友人宅でベランダに出したのがまずかったらしい。でも誰に?同じく南ドイツにいるマイミクさんのひとりが「うちはナメクジにやられた~」とおっしゃっていたのだがベランダにナメクジは降ってこない。うーん。しかもおかしいのは、取り込んでそれ以来外に出さないのに、日一日と芽がなくなり、茎もなくなってしまったこと。えー…??タネを植えたプラスチックのケースを揺すってみるが、別に何も出てこない。仕方ないので観察を続けることにした。ケースの一つはもう、何もない。まっさらの土。それでもタネが残っているかも知れないので、そのまま水をやり、待つ。他のケースとプランターは、明らかに毎日少しずつ食べられている。多分、暗くなったらのそのそ出てくるんだろうなぁ…。葉っぱがまあるくかみ切られている気がする。
2012年07月02日
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外に出しておいたら暖かいからいいかと思ったらとんでもなかった。水につけた種のうち、ゆっくりというかのんびりというか、まだ種も割れないものたちをどうしようかと。プランターは小さいものしかなくて、結局種を浸けておいたプラスチックの入れ物に土を入れそこで様子を見ることにした。ドイツは6月最終週、かなり蒸し暑くなり、芽が出なかった種も少しずつ出てきた。よかったー。さて、外に出しておいたほうがどう考えても暖かい(暑い)。というわけで、1日外に出しておいた(1昼夜か)時々見に行ったが、普通。次の日。なんか変。芽が出てたんじゃなかったのかなー…。緑が全然ない。うーん。目を凝らしてみてみたら、茎だけが無残に残ってる…。
2012年07月01日
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