「ここ、あいてますか。」

「ここ、あいてますか。」

映画、あれこれ



 「オペラ座2004」

字幕で相当問題になってますが、まあスタッフの言葉(公式パンフ)

「あの時点で彼女は既に怪人の魔法に染まっているのよ」(衣装担当)

「怪人はもっと隠微な愛の対象、彼女が初めて肉体的に惹かれた男」(監督)

・・・もうその他もろもろ、とにかくクリスがファントムを男性として見ていたことを

はっきり書いてあります。


最後のキスも、2度目は「long&deep,lovers kiss」だそうですよ。

(それを婚約者の前でするんだから、本気モードで。)

スタッフがそれだけ言ってるのに、なんで多くの人が、

舞台版と比べて大ブーイングをしてるのか、理解不能。

ただ、映画版が舞台と大筋でほぼ同じであることから、混乱を招いている。

役柄の設定が、全く違うのに。

ファントムは、ものすごく弱く、幼い。 子どものまま年を重ねてしまった。

ルックス的にも、・・全然醜くないし。。。(あの程度で見せ物小屋??)

・・でもスタッフがそう作ったんだから。。

怪しさ・不気味さはあまり無く、「人間的」すぎる。

 (ここから、思いっきり私見です)

あれを「すごく高尚な物語を汚した」と感じる人もいる・・・

わざと、あの演出にしてるんだよね? あの翻訳もありかな。

クリスの衣装はいつでも胸元、絹の靴下も丸見え、不自然なくらい。

 (そして、精神的には、舞台版より成長が早い。安定してる)

エリックもラウルも胸毛見せてるし。

や、あの時代だからボタンが少ないのは分かるけど。。。

「ドン・ファン」の前に小細工するエリックの服、止めてあるよね??

とにかく、監督と演出家の意図した通り。

何しろ、撮影のほぼ始まりは、例の「戻れない場所」からなんだから。

あそこでラウルが涙した訳も、歌の途中でクリスが突然陶酔から覚めるのも

全部意味があってのこと。 この歌は、この人と歌ってはいけないんだ。

(ラウルより音程が不安定だったから? ウソウソ)

クリスはエリックを師として崇拝する(ぼんやりした・・これは、舞台のシナリオ?で、マダム・ジリーが言ってます)少女から、

「ファントム」である、リスキーな、天才的な(若干歌がロック過ぎるけど~)男性に傾いた女になった。

ラウルも、舞台版と映画じゃ、ちょっと違ってる。

遙かに行動的。 

そして、「身分に似合わずコーラスガールと」、で周りの見方も違うような。

まあ、「知るか!」は、ちょっと意訳?し過ぎだよね。(ここ、身分逆転)

ヤンチャだけど、支配人二人をなだめてるし。。。

馬車を自分で駆ってくるシーンが、そのやんちゃさ?を表してると思うけど・・

あれがあると、その後の馬に飛び乗ったり、剣を二度も抜いたり、

水中でも果敢に行動する、いい伏線になってるような。



多分、一番の違いは、舞台版では、指輪をファントムが劇中劇で渡すけど、


クリス「あなたは独りじゃないわ」と言う前に・・自ら左手の薬指に!

(字幕では、あなたにひかれてたことを)・・・過去形だから、今は違うんだよね、いいんじゃないかな

エリックと、「慈愛・母性」ではないようにみえるキス。

2度目は、左手で、その顔にふれながら。。。微笑む。

かといって、クリスはただの軽い女ではない。

自分に、エリックを救うだけの力はないことも知っていたはず。

最後の別れの場面でも、その指輪をはずし、彼の手に握らせる。

ボートの上から、長い間、エリックを見つめて。

エリックも、ただいちどの抱擁で、全てを悟り、あきらめるんだから。

自分の磨き上げた宝石が、手の中からすべってゆくのを見送るんだから。

(だから、映画では、かなり駄々っ子みたいに、叫んでる。自然だよね)

彼の心は修復可能。ただ、無為に人を殺めたのは罪深いことだけど。

でも、自ら外に出て行った。 マスクのない顔で。

・・・気になるのは、残したマスクを、メグが手にして・・

・・「現在」にもどったとき、彼女は・・出てこない!ってとこ。

指輪付きの薔薇より、そっちが知りたいよう~~。

そういえば、指輪!! ・・・なんで、最後のシーンでは・・デザインが違うの?

エリック、リフォームした?? (ありえない~)



まだ、つぎはぎしてます。編集中




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