還暦ばあばあの日常

還暦ばあばあの日常

支援どうしたら(1)


これらの子どもたちの悩みは決して軽いものでは有りません。
支援を求める保護者や教職員の声の広がりの中で、文部科学省も『特別支援教育』を打ち出しました。

小学6年生の真理ちゃん(仮名)のばあいをみてみましょう!

麻理ちゃんは知的障害は有りません。
ADHD(注意欠陥多動性障害)広汎性発達障害の診断を受けています。

お母さんは、小さい頃から、音や味に敏感でこだわりがつよかったり、衝動的な行動が友達とのトラブルがたえなかったりすることから、児童相談所に相談してきました。
しかし、大きな発達の遅れのない麻理さんに会った療育期間はありませんでした。

就学にあたり、学校長に子どもの特徴を伝え、配慮を要請。
父母懇談会では、麻理さんの障害について、隠さず説明しました。

1年生では担任の先生が忘れ物の多い真理さんをフォローするための工夫をしてくれました。

3年生からは、真理さんに個別に支援員も着くようになったのですが、軽度発達障害の知識もなく支援方法の教育を受けていない支援員は真理さんをどうフォローして良いかわからず、問題行動を見張り、静止するために張り付くようになりました。
当然関係は悪化していきます。

また、担任や教頭は「トラブルがあれば直ぐに迎えに来るように」と言い、
本人自身が困っている事は受け止めてもらえませんでした。
当然、真理さん自身のもんだい行動は増え、周囲の子どもたちも、真理さんを挑発したり、言葉で苛めたりするようになりました。

真理さんは、緊張して何かされると思っただけで、手や足が出るようになります。

5年生の3学期はとうとう、学校へ行けなくなりました。
6年生になった時転向を余儀なくされたのです。 


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