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2003年06月09日
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 6月には休日がありません。

一週間が長ーく感じます。
そういうときにはまずはホームズ本を手に取ることにして。

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 以前[2003-05-14日記参照]にご紹介した〈眺めのいい客室〉の続編です。
 シリーズ化されるかなー、と期待していたら、ちゃんと次?がでてました。英語教師トリヴァー先生と生徒の桃ノ井孝太郎君が活躍するシリーズ第二作です。多分。(と、ここいらで情報収集力のヨワさが露呈していますね)

 しっかし、まぁ、2002年夏号を2003年の梅雨の入り鼻に読むのもオツなものです。そう思わないとはずかしくて。

 掲載誌は創元推理212002年夏号。 ISBN4-488-49505-2 定価は700円+税。
 ホームズ物語の登場人物、ミスター・トリヴァーが明治日本で素人探偵振りを発揮する楽しいパロパスです。

 タイトルにもある「花嫁」がキーワードなのですが、そうなるとだいたい出てくるモノが決まっています。

そう、それですよ、それ。

でも、知らないフリをしていただいて。

 トリックも単純な「******」で、そう大したことはないのですが、後半のタネ明かしの段の換骨奪胎ぶりの見事なこと。
 作中の第二節の最後。事件のめどがついてご機嫌なミスター・トリヴァーは、師匠(ホームズ探偵です!)のひそみに倣った解決方法を思いついて一層ご機嫌になります。
 これはトリヴァー先生がご機嫌であるとともに作者自身もまたご機嫌だったのではないかと思われます。
 この作品もそうですが、トリヴァー先生の視線の暖かさ、何かに似ているなーと思っていたら、そうです。
 吉野源三郎.の『君たちはどう生きるか』.。
 これに出てくるコペル君のおじさん。これに似ているんです。似てませんかね?

 今回はキャラが増えています。樺嶋伯爵の三男坊の樺嶋成臣君。
おやと思って読み直してみたら前作の〈眺めのいい客室〉にチョイ役で登場していました。レギュラーキャラになるかどうか楽しみです。



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 2002年夏号にはいっている他の作品で面白いのは、〈首なし宇宙人の謎〉正真正銘の安楽椅子探偵が登場します。〈『八十日間世界一周』論〉は目ウロコの示唆に満ちた評論でした。





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最終更新日  2003年06月12日 08時09分13秒
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