神獣使い達の旅日記

神獣使い達の旅日記

探し求める者


俺は杖を軽く回しながら前方を睨みつける。
カタ、カタ…と骨を鳴らしながら斧や双剣を持った骸骨達が目の前にいた。

こうなったのは少し前…遺跡へと探索しに来ていたのだが、いきなり骸骨達と鉢合わせしたのだ。
それで逃げたはいいが、またばったり遭って今に至る。という訳だ。
とりあえず俺は…

逃げ出した。



テレポーテーションの反動を慣れた動作で無効化し、走り出す。いくつかの曲がり角を曲がると、行き止まりにぶつかる。引き返そうとした時、骨のぶつかり合う音が遺跡内

に響き渡る。
「もう追いついてきたのか…!」
軽く舌打ちをして、杖を構える。
精神集中の為に杖を回す。が、予想以上に骸骨達の速度が速い事に内心で舌打ちをする。
間に合わないか…?
杖を握る力を込める。刹那――
「ダークネスイリュージョン!」
幻影が俺の前に現れ、骸骨達を惑わす。
「苦戦してるみたいだね?」
からかいを含む言葉に杖を回し続けながら俺は軽く笑う。
「そっちこそ遅かったな」
隣を見ると、いつの間にか1人のネクロマンサーがいた。
「本命は後から登場するもんでしょ?」
「さあな」
俺が素っ気なく答えるとネクロマンサーは黒い霧に包まれ、燃えるような赤い髪をした悪魔が霧の中から現れる。
「さてと。僕が時間稼ぎしてあげるんだから、失敗したら承知しないよっ」
楽しそうに言い、鞭を振るう。
その姿にため息をついて精神を集中し直した。

「バインドブレイズ!」
煉獄の炎を纏った鞭が骸骨達を薙ぎ払う。同時に、魔力が満ちるのを感じた。
「――避けろよ!」
「分かってるって!」
悪魔が横に飛ぶのに合わせて杖を振り下ろす。
「燃やし尽くせ!フレイムストーム!」
灼熱の渦が骸骨達を1体残らず焼き尽くす。炎が収まると、そこには焼け焦げた跡だけが残っていた。
「ねぇねぇ」
振り向くといつの間に戻ったのか、ネクロマンサーが俺を見上げていた。
「何だ?」
「何でメテオ撃たなかったのさー。あれ好きなのに」
不服そうな声(仮面のせいで表情は分からない)に額に手をあて、ため息をつく。
「あのな…好き嫌いの問題じゃないだろうが。こんな所でメテオ撃ったら生き埋めになるぞ?」
「あ、そっか。まぁいいや。それより、何しに来たのさ?」
俺の答えに納得したのか、話題を変えてきた。
「ある文献で、ここにある遺産に興味があってな…」
「キミらしいよね。遺産探す為にこーんな辺境の所まで来るんだもん」
「物好きはお前も同じじゃないのか?」
「かもね」
軽く笑い合い、俺達は奥に向かって歩き出した。







*後書き*
WIZって文献とかで興味持った物を見に、遺跡とか探索しそうだなーと思う。…ワタシダケデスカ(
言っていた通り、遺跡内でメテオなんて撃ったら遺跡崩れて生き埋めになりそうだよね(笑

ちなみに、ネクロ/悪魔のモデルはすでに引退した私の友のキャラ設定を拝借しちゃってます。
も、もしNGだったら言ってね|ω;))


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