Wonderland

Wonderland

Rabindranath Tagore



ある一首のタゴールさんの詩が私好きです。

雲は雲に重なり あたりは暗くなる。
ああ愛よ。 どうして戸の外に
わたしを一人 待たせるのか。
昼間の仕事の忙しい時には
わたしは みんなと 一しょにいます。
けれど この暗い寂しい日に
わたしが 待ち望むのは あなたばかりです。

もしあなたが 顔を見せてくれないなら
わたしを 一人ぼっちにしておくなら
この長い雨の時を どうして
すごしたらいいのだろう。

くらい空の はるか彼方をみつめたまま
わたしのこころは歎きつつ
小やみない風と一しょに さまよい続けます。
翻訳者:高良 とみ


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