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今日から台湾の有名文化人・李敖さんが大陸部訪問ツアー「神州(中国)文化の旅」に出て行った。今晩、北京に到着する予定だ。李さんが中国土地を踏んだのは60年ぶりそうだ。戦争のために故郷を離れ、新しい環境に移り、台北で住んできた李さんは、この60年間というもの、今まで一日も台湾を離れたこともないなのだ。中国は李さんの生まれた土地だというものの、台湾は彼の故郷なのだろうかと思う。李さんは中国人というより、本当に台湾人らしい台湾人というところだ。今回の訪問のついでに、50年ぶりに昔ながらの校庭や小学時代の友人を訪ねることになっている。世界一流の北京大学と清華大学で演説を発表することになっているだけでなく、それに上海の復旦大学での講演会や学生との座談会なども予定なので、必ず注目を浴びているに違いない。政治や文化などの話題についてはもちろん、共産主義と言論自由でも大胆に意見を言うそうです。いろいろな分野にわたるので、きっと刺激的だと皆が期待している。政治情勢についての批評がもとに当るし、そして要点もはっきりしているから、視聴者が強く共鳴しながら、彼の話振りに奪われるようになっている。彼の風格と魅力に惚れて、彼にプロポーズしたりする女性フアンもいるということを聞いた。頑固な李さんは反政府で、長期軟禁、入獄などの苦い経験から、自由の大切さと平和の価値を闘争に捧げた男だ。立法委員として当選してから、、敵を踏み潰すように、台湾の内閣から野党までの不正行為を正そうと生きがいとして力を尽くしてきた。誰が不正行為をしたかと疑うなら、深く調査をし、実態を把握し、人民のために、正直に鋭い指摘を出す。彼のこれまで書いた本を重ねるとは身長のほど高いという話がある。政治経済から最新台湾カルチャーまで、あらゆる台湾情勢を舌鋒鋭く斬りさばくようにみえる。だれもが舌を巻くかもしれないが、彼の鋭い指摘を“毒舌”と見って、極端に嫌う人もいる。何も恐れないらしい李さんがもう70歳なのに、年寄りらしくない年寄りなのだろうか。李さんのこと、私が心から感服している。
2005.09.22