Wonderland

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2007.05.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
先日、日本人のロングステーの意思決定について、調査をしました。自由記入の答えをまとめて、面白い結果を発見しました。アンケートの中に、日本人の回答者に「あなたは、ロングステイ地としての台湾に対してどのようなイメージを持っていますか。三つの形容詞をお答えください。」という質問を答えてもらいました。最も多く選ばれた形容詞は、下記の通りです。

一、親切(やさしい、暖かい、情熱的、親日的な、友好的) 21%
二、賑やか、活気的、刺激的、近代的 15%
三、美味しい 13%
四、楽しい、面白い 12%
五、暑い 11%
六、気楽、のんびり 8%
七、安い 7%
八、綺麗、美しい 6%

十、懐かしい 3%

その中に、もっとも気になっているのは、「懐かしい」という形容詞です。

私は、なぜ日本人が台湾にくる、懐かしい気分になるのか、興味があります。

やはり、1895年(明治28年)から1945年(昭和20年)にかけて、台湾を殖民地として統治した歴史は、まだ日本人の心に残っているようです。すなわち、日本人は、台湾を殖民地として統治したという歴史を忘れられないでしょうか。

確かに、日本統治時代の名残は、今もなお台湾人の生活に色濃く息づいてるのです。

たとえば、駅弁とか、地名とか、日本式様の建築とか、いろいろな日本原風景が残ってきました。サンデーが住んでいる高雄近郊にある、旗山という山間の小さな町には、1920年前後に建てられたバロック風の町が今も残っています。旗山だけでなく、日本殖民時代の雰囲気が溢れている町は、多いです。日本人は、そういった町を見ると、何気なくノスタルジアを感じさせられるかもしれません。

ノスタルチックな雰囲気に包まれ、知らず知らずのうちに時空を超えるのでしょうか。

ノスタルジア(英語、nostalgia)とは、異郷から故郷、あるいは過ぎ去った時代を懐かしむという意味です。とはいえ、ノスタルジアは必ずしも過去への郷愁を意味しないのです。「元いた故郷」に対する郷愁は、実際にはその「元いた故郷」がどこかわからなくともノスタルジアが生じることがあります。もっというなら、最初から特定の場所にかかわりない場所に向かってそこをなんとなく元いた場所にいるような気がして、深く身に沁みることもあります。

よく考えてみれば、人間は、ノスタルジアを感じながら、未来を想定するのでしょうか。ノスタルジアというものを通して、自分の過去と未来の時空がお互いに対話できるようです。時には、ノスタルジアの感情に身を任せると、しばらく現実を逃避することもできると思います。

一度でいいから懐かしい場所に行ってみたいと思うだけなのだと思います。実は、ノスタルジアはありえないものへの憧れにもとづきながらも、そのありえないものからのはぐれた時点で世界を眺めている視線なのです。

人間は、失われた時を追憶したり、今を逃避したり、未来を創造していくものだと思います。



幼いころに戻るなんて、それは、ありえないものだとわかっていますが、昔ながらの環境に優しいシンプルな生活を送ろうと思って、積極的に未来の生涯を設計しよう」といつも、自分に言っています。





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Last updated  2007.06.13 11:07:20


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Sandy Miao

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