Wonderland

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2007.09.02
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今週の日本語授業に、二つのおどけを聞いた。面白かったので、ノートをとりました。

【逆手の勝利】
ある男が弁護士にたずねた。
「弁護士様、訴訟が始まるまえに、裁判官にアヒルの立派なやつを一羽、名刺をつけて送っておいたら、どうでしょうか。」
「とんでもない、そんなことをしたら、贈賄となって、裁判は、絶対にあなたの負けになります。」
この裁判は、結局、勝訴になったので、男は大喜びで弁護士に言った。
「あのとき、先生には、反対されましたが、やっぱり、裁判官には、アヒルを一羽送っておりました。」
弁護士は、びっくりしていった。

****************************
【してやられた】
イワンが一杯飲みたくなって、隣の人に1ルーブルを借りようとした。
条件として折り合ったが、返却は来年の春。
ただし、利息付で2ルーブルとする。
この担保として、イワンは斧を預けること。
イワンが承知して帰ろうとすると、その人が呼び止めて、「イワン、ちょっと」
思い当たったのだが、「お前さんが、春になって、2ルーブルも返すのは、難儀だろう。だから、今のうちに、半分返しておいたら、どうかね。」
イワン、「なるほど」と思って、1ルーブルをその人に返した。
しばらく経って、イワンは思案顔でづぶやいた。
「少しおかしいぞ。せっかく借りた1ルーブルは、これでなくなったし、斧もとられたし、しかも、春になったら、もう1ルーブルを返さにゃならん」と言って、あの人のいうことはもっともだし。


この二つのおどけは、おかしかったのだが、読む側に「やっぱり、ずる賢い人のほうが、得をとる」、「素直な人のほうが、損をしやすい」と思い込ませるきらいがあるかもしれないでしょうか。

確かに、人間には、狡賢い人もいれば、素直な人もいる。
世の中に生きるのに、狡賢くなければいけないっていう話もよく耳にしていた。

正直に言えば、我々は、勝ち負けに取り組んでいる日々を過ごしているではないだろうか。

学生時代に、成績のために、競争したり、社会人になったら、業績を向上するように、頑張ったりしていて、まるで競争の中で生きているような生活だとも言えるかもしれない。



周りに、素直なのは、動物と子供しかなさそうだ。

現代人を慰める効き目があるものだ。

ペットか、赤ちゃんに出会うと、笑顔で迎えない人はいないだろう。可愛くて可愛くて、目に入れても痛くないほど、可愛がっている人も少なくない。動物や赤ちゃんが純粋だからこそ、かわいがられるではないでしょうか。

もしかして、素直さを失いつつある現代人にとって、人間に触れ合うより、動物に触れ合ったほうが楽かもしれないなぁ。
やっぱり、童心に返る必要がある。

童心を通して、素直な自分に出会えたら、もっと心が豊かに、そして優しくなれるんじゃないのかな。

いったい、狡賢い人のほうが、賢いか、素直な人のほうが、賢いかという問題が考える価値がある。

わたしなら、いつも「賢い童心を保つよう」自分に励まして、その気持ちをこめて成長して生きたいと思います。






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Last updated  2007.09.05 12:11:13


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Sandy Miao

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