海の散歩道

心の症状 【自責・自信喪失】



心の症状 【自責・自信喪失】


うつ状態の方のものの考え方の特徴の一つは、何でも自分が悪いと責めてしまうことです。些細なできごとを気にかけて思い悩む、悔やむ自分を責める言葉が多く聞かれます。うつの発症のきっかけにそうした失敗の体験があることもあり、そのような場合、こうした罪責感に強くとらわれてしまうことがあります。

うつの症状のために仕事や家事がうまくできないことも多いので、「自分のせいで皆に迷惑をかけている」とか「こんな病気になってしまって家族に申し訳ない」とさらに自分を追いつめてしまうこともよくあります。

またうつのために自信を失ってしまって「自分は何もできない、つまらない人間です」とか「自分が嫌で嫌でしょうがない」という方もいます。後で説明する「やる気が出ない」とか「集中力がない、決断できない」といった症状のために実際に仕事等がうまくいかないことも多く、こうした考え方から抜け出すことが難しくなります。

こうした自分を責める気持ち、自信の喪失が強くなると「自分は生きている価値がない」と考えしまい、自殺につながることがあるため、最も注意を要する症状の一つです。


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