海の散歩道

ヒステリー機制によるリストカット



【ヒステリー機制によるリストカット】


母親や周囲の人たちの注目を集めようとして
リストカットに及ぶものです

母親や周囲の人たちから赤ん坊のように
扱ってもらいたいという願望が潜んでいるのです

そして、乳幼児期のような
自分と他人の区別のないような一体感を得ようとしているのです

しかし、当然のことながら
現実にはそんな願望はなかなかかなえられませんので
本人は「誰も自分のことを分かってくれない」ということに傷ついて
強い喪失感に襲われます

同時に、このような愛情対象を失ってしまったという喪失感に堪えられずに
何とか愛情対象を取り戻すことを試みたりします

そして、手首を切ることで
母親や周囲の人たちを心配させたり困らせたりして
そのことによってみんなの関心を自分だけに釘付けにしようとするのです

しかし、みんなの関心を自分だけに釘付けにしたいという本当の狙いは
あまり意識されことは無くて
本人の意識としては傷ついたことによって
やむにやまれないような気持ちになってリストカットするのです

あるいは、何とかして自分の気持ちを分かってもらいたいという
その一心で手首を切ったりします

ただ、本人は強い見捨てられ感を潜在的に持っていますので
ささいな出来事がきっかけとなって
すぐにリストカットに及んだりするのです


リストカットを何回も繰り返していると
やがて周囲の人はその演技性に気付くようになり
「またか」と言うふうに、だんだんと関心を持たなくなっていきます

そこで、他人との一体感を得るために別の心配してくれる人を探し出して
その人に分かるようにしてリストカットするのです

その人が驚いて大騒ぎしてくれればいいのです

そして、本気で心配してくれればいいのです

本人にとって、心配してくれる人というのは自分のことを分かってくれる
非常にありがたい人なのです

つまり「心配されること」=「理解されること」と言う図式になっているのです

ですから、もし誰も心配してくれる人がいなくなったとしたら
本人は本当に絶望してしまい
本当に自殺してしまうことがありますので要注意です






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