海の散歩道

AC







一時期

自分の事を

アダルトチルドレン【AC】

じゃないかと疑った時があった









その疑いを

カウンセラーに投げかけた時もあった

でも、カウンセラーの答えは明確なものではなかった

なぜならACという病名はないとのこと

ACの基準はあくまでも自分だと言うこと

自分がACだと思えば、ACだと言うこと

そして、それに向き合うのも自分自身だと言うこと










自分に対して疑いを持った時

あちこちのACサイトを見て回った

自己診断なるものがありやってみた

20項目中18項目適合

そのサイトの自己診断を信頼するなら

あたしはACと言うことになる










でもACは厄介のものとしかあたしの目には映らなかった

特に薬による治療ができるものでもなく

自分でインナーチャイルドを認めていかないといけない

自分でインナーチャイルドを癒していかないとならない

あたしにはできないと思った











カウンセラーに最近よく言われる

『自分に優しくしてあげてください』という言葉

その意味は分かるけど、方法が分からない

でも、それができたなら

インナーチャイルドを癒すことにも繋がるんだろう

でも

『自分に優しい』=『自分勝手』なのではないだろうか?

この疑問が頭から離れず実行できない











最近のカウンセリングの内容を思い起こしてみると

『自分はACなんじゃないか』という疑問が

確信に変わっていくのを感じる











幼い頃

両親を『親』だと思うことをやめた

『親』だと思うから期待してしまう

その期待が報われないから失望する

失望するから哀しくなる

哀しくなるくらいならはじめから期待しなければいい

期待しないためにはどうすればいいか

『親』を『親』だと思わず

同居人と思えば、傷付かなくて済むんじゃないか

過度の期待もしなくて済むんじゃないか

そう思って生きてきた

そう思わないと生きられなかった











実は最近のあたしには

幼い頃抑え込んできた期待や希望、理想が溢れ出しているようだ

それはカウンセラーに指摘されて分かったことだけど












だから彼の娘に対して嫉妬する

子供達に彼をとられるようで怖くなる

彼の子供とあたしを天秤にかけると

どうしても子供の比重のほうが高くなる

あたしはそれにも嫉妬した

まるで自分の父親をよその子にとられた子供のように











あたしは彼に対して

親が赤ん坊に接するように求めていたのだ

親の愛情を一身に受ける赤ん坊のようになりたいのだ

赤ん坊は自分では何もできない

泣くことで自分の意思を訴えようとする

言葉を発さない赤ん坊に対して親はあれこれと考え

あらゆることをしてあげる

そのくらいの愛情をあたしは求めていたのだ

でも見た目は大人のあたしがそんなことを求めていても

誰も気付きはしないし、それに応えようともしない

そこであたしは満たされなくて孤独を感じる

多分、それの繰り返しだったんだ











以前は自分が頑張ってるなんて思いもしなかった

自分が頑張ってるなんて気付きもしなかった

でも、そうしないと生きていけなかった

強くならないと生きていけなかった

でも、本当のあたしは違うんだ

多分、頑張りたくない人

いつもまったりしていたい人

緊張感に耐えられない人

でも、家にいても何処にいても誰かの視線がある

だからいつも頑張っていないといけない

だからいつも疲れていた

力を抜くタイミング、抜いていい場所が分からず

いつもいつも頑張っていたんだ











幼い頃

あたしが育った環境で

力を抜ける場面も場所もタイミングもなかった

いつも緊張していた

いつ怒鳴られるか

いつ殴られるか

いつもいつも緊張していた

多分、いつも頑張っていたんだろうと思う

頑張っていることが当たり前になって

頑張っていることにすら気付けず過ごしていたんだ

でもカウンセリングを受けるようになって

自分の心にしていた蓋を開ける作業をはじめてから

ちょろちょろと止めど無く溢れてきた幼い頃の想い

でも、溢れ出てくるものがあまりにも多くて

あまりにも複雑で

あたしは溢れ出てくるものを自分で理解することもできていない

自分でも理解できていないことを

他人に理解してくれと言うのはおかしな話だったのかもしれない











『男と女』だけの関係ならもっと楽にこなせたんだろうと思う

でもそこにあたしが『親と子』の関係さえも求めてしまっているから

話がよけいに複雑になり

彼も理解できないんだろう

あたし自身

彼との関係のなかで『親と子』を重視していることに気付かなかった

でも気付いていたとしてもそれを彼に求めるのは無理な話

じゃあ、どうすればいいのか

割り切ればいいらしい

でもすぐにそんなことできる自信はない

じゃあ、どうすればいいのか

ある一定の距離を保てばいいのか?

多分、今後のカウンセリングで見えてくるかもしれない








August 25, 2005 14:30:34


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