海の散歩道

父への想い











今日のカウンセリングでは

話すことがいっぱいありすぎました

実家の売買での出来事

長男への思いの変化

三男出産時のこと

でも結局

実家のことと長男のことしか話せませんでした

でも実家のことを話してるうちにある事に気付きました

【本当は父が好きで好きでたまらない】ということに







父は厳しく、あたしにとっては怖い人でした

子供の頃からよく父に叩かれました

大好きな母と喧嘩して、下着姿の母を容赦なく殴っていました

テレビを見ていて大声で笑おうもんなら【うるさい!】と一喝され

家の中で声を出して笑えなくなりました

お腹が痛いとのた打ち回れば【うるさい!】と一喝され

痛くても声を出しちゃいけないんだと思いました

女の子なんだからと子供の頃から家事をさせられました

でも、コップを割ったりすると怒鳴られました

“失敗すれば怒鳴られる”

それがあたしのもつ父のイメージでした

でもその反面、時折優しさも見せてくれました

父が夜勤明けで帰って来た時

あたしは夢にうなされていました

その声に気付いたのか階段を上ってくる父の足音が聞こえました

咄嗟に【うるさいって怒られる!】と思ったあたしは

目が覚めたにも関わらず布団の中で見を縮こませていました

すると父は無言で部屋に入ってきて

あたしのおでこに手を当ててくれました

どうやら父は熱があってうなされているんだと勘違いしていたようでした

びっくりしたあたしは起き上がることはできませんでした

多分、あたしが父の優しさを実感できたのは

あれが最初で最後だったんじゃないかと思います

父はいつも身なりを綺麗にしていました

いつもオールバックを決め

ぴちっとしたジーンズを履きこなし

スポーツカーを乗りこなす

友達が見れば

【お父さんかっこいいね!】と言われる自慢の父でした

怖くても叩かれても怒鳴られても

あたしにとっては自慢の父でした

そして、多分大好きなんだったと思います

でも怖さが先に立ち

怯えて接することしかできなかった

多分、父は自分に怯える娘に対して

どういう風に接して良いのか分からなかったのかもしれない

なんとなくそう思いました

そして実家の売買の際に、住民との約束を破り

だらしなさを垣間見せた父に怒りを覚えたのは

それまで自分が描いてきた【父】を崩されるものだったから・・・

でも、そのことも今となっては【完璧な人間なんていないんだから】と

父の人間臭さに怒りを感じることもない

確かに父のだらしなさのせいで、あたしが住人から激しく言われ

【大人同士の小競り合い】に巻き込まれたのは事実だけど

それはあたしが大人になりきれていなかったから

あたしは多分、父の前では幼い子のままなんだと思います

だから父のもつ

【大人故の苦しみや哀しみ】を感じることができず

子供の頃接した父のイメージを抱えたまま

今までやってきてしまったんだと思う

だから今でも電話ができないんだと思う

1年前、電話で話す父は年をとったせいか

とても人間が丸くなったように感じるんだけど

そうやって油断してる時に

また昔みたいに怒鳴られたら・・・

と思うと直接電話で話す気にはなれない・・・

父からすればあたしを怒鳴る理由なんてないだろうから

そんなことしないんだろうけど

未だに昔の父のイメージに囚われてるあたし・・・

でも本当は怖いだけの人じゃないのかもしれない

弱さやだらしなさも抱えたひとりの人間でしかないのかもしれない

そうカウンセラーに話しながら

【あたしって、本当は父さんのこと好きなのかも】とふと思いました

だからといってすぐに電話してみようとか思わないけど

(やっぱりどこかで怖いから)

少しだけ、父が愛おしく思えました

あたしにとっては大きな前進かもしれません








今日はカウンセラーは多くを語らず

ただひたすらあたしの話に耳を傾けてくれていました

多分、自分で話すうちに

【自分の中の想いに気付くだろう】と考えていたのかもしれません






主治医ともとくに話すことがなく

椅子に座ってわずか1分で診察室を出たような・・・















・・・・・・・・・・・・あ














また血液検査の結果聞くの忘れてた_| ̄|○



来週こそは聞くぞ・・・















November 24, 2005 15:41:41



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