北海道のアウトドア!

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HATUYUKI

札幌の山間部では初雪が観測されています。

12月は「師走」で、全国のみなさんは忙しくなりますが、ここ札幌では、この時期が一番忙しいのかもしれません。

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初雪は10月。透明な夜空には神無月がキラキラ輝いて、それを横切るように渡り鳥が夜にも飛翔を続けています。

季節を感じ、季節を受け入れることは生活のリズムを大幅に方向転換することなのです。

鳥も、人の生活もあわただしくなり、季節の中で早く安定を手に入れるため、奔走します。

そんな詩があります。「HATUYUKI」をご覧くださいな。

描画は 「自然回帰」様 。この詩作に絵を描いてくれました。
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絵をクリックすると音楽がながれます。



「H A T U Y U K I」



この街に始めの雪が降る

シャキシャキ踏んで水溜り
ワクワク笑顔のりんごっ子

買ったばかりの切花を
抱え守って走るひと

袖から指先のぞかせて
自転車こいだ新聞配達

真っ赤になった手をかばい
漬物つけてるおかあさん

いまさら慌てた学生さん
マフラーだけで凍えてる


この街に始めの雪が降る

ビックリしている渡り鳥
愚痴をこぼして空の旅

ストーブつけて壊れたら
大枚はたいた嘆き人

車屋さんはホクホク顔で
タイヤの準備に忙しい

疲れ果ててるおとうさん
ケツを叩かれ冬支度

街に来ている出稼ぎ父さん
石焼芋は名調子


この街に始めの雪が降る

君はフトンで暴れん坊
何度も肩まで掛けなおす

ストーブ前は大戦争
犬も混じって陣取り合戦

吐き出し戻した息は白
何メートルも白いまま

爺さん婆さん生きた街
元気に子供がはしゃいでる

帰りに小さな手袋を
二っつ買ってみようかな




松尾多聞


神無月(10月)の月は特に美しいですね。

一般には、出雲の出雲大社に全国の神様が集まって一年の事を話し合うため、出雲以外には神様が居なくなる月の意味と言われて、出雲では「神有月」とも言われます。

人は法により栄え、法は人により栄える。

その人々と法を守る善神も、打ち合わせに余念がないのかな?

とにかく、月は様々なものを映し、宿し、教えてくれます。鏡であり、境地であり、自分自身なのかもしれません。

想い出も、悲しみも、真心も、幸いも。この月が見守ってくれています。神無月は、この季節の喧騒にあって、一番優雅で優しい存在なのかもしれません。



人恋し故郷恋しと渡り鳥
月は霞んで十三夜

人恋し貴方を想う十三夜
月はおぼろに神無月

光りが滲む神無月
いずこに見ても悲恋月



多聞



このHATUYUKIに浮かぶ月。大好きな神無月に僕は詩を書きました。みてくださいね。

*********************


「 月 光 」


月が光とあつまって
走る私を追ってくる

つまずいても
息が切れても
ついてくるよ

私はそれを知りたくて
月にむかい走ってみた

手を伸ばして
掴もうとして
届きはしない

いつか別れた優しい心
遠い想い出に浮かぶ光

いまでも私を見つめる
忘れ得ない貴方だった




多聞



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今日の朝の札幌は(自宅周辺)は3度でしたあ。ブルブル。
でも、元気でやっています。温泉が恋しい季節あったまりたいね。

ではでは、多モンでした。バイバイ。

■多聞よりお知らせ■
それで42000のキリ番です。踏んでいただいた方は、希望があれば「あなただけの詩」をプレゼントいたします。
真剣に書かせていただきます。


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