2010年01月10日
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そんな勉強会で旭川へ日帰り出張してきた。講演のメンバーが医療安全管理学教授などのそうそうたるメンバーで拝聴するのを楽しみにしていた。しかし、その中で札幌にある病院の院長の話が素晴らしかった。この院長が着任早々から、老朽化した病院なので、水漏れ、漏電と停電などの事故が頻発し、手術も原因の有無を問わず合併症が起き、食事や掃除など医療レベル以前の問題のクレームも頻発していたという。まず、医療事故に関しては初期対応だけ現場にお願いして、「あとは私に任せて、次の患者を見てください」と一手に引き受けて対応した。一方で、事故防止の教育・訓練を始めて、笑い顔など真剣に参加していないスタッフが居た場合は「はい、やり直し」など安全教育にも力を入れ、医師からのインシデント報告も積極的に出すように指導した。説明と同意の場面には、出来るだけ院長自ら参加して、患者の立場から医師に「具体的にこの手術の死亡率はどれくらいですか」と聞き難い質問をして説明を補充しているという。カルテは患者が見ても分かる必要にして十分な記録をと、英語や略語を避けてくださいと再教育し、、毎週のラウンドでカルテの記録を点検しているという。しかし、それでも医事紛争が起きた場合には院長が前に立ち、場合によっては裁判でも陳述書を書くなどして必要な主張はするのだという。そのようにして、職員も患者もともに納得できる病院作りによって病院経営も安定してきたという。「経営安定のためにこうしてくださいと言っても誰もついてこない。患者のためにしいては職員のためにというとみなさん協力してくれる」。当たり前だが、実践して結果を出しているからこそ説得力がある。残念ながら、すべての院長にこのようなことが期待できるというわけではない・・・。






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最終更新日  2010年01月10日 06時41分53秒
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