忍びの地図

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病院って・・・Care system


 子どもの病院は、アメリカでが、初めての経験だったので、帰国してからの患者への対処の差に戸惑う事だらけだった。注射をする時は、子どもをなだめて落ち着かせもせずにいきなり、シーツでくるんで雁字搦めにし、汗びっしょりになって泣叫ぶ子に注射針を刺す。子どもは、刺されても、必死に逃げようとする。終わったあとは、「ハイ」とさっさと子どもを親にわたす。ビックリした。これでは危険だし、今後家で必死になだめても病院に行こうなんて思わないだろう・・・ということで、病院を変える事にした。

 次に行ったところは、女医さんで、以前アメリカに留学していたらしく、アメリカでの医療も解るだろうと思っていった。桜姫は、アメリカでのスケジュールにそって予防接種を受けていた。日本のそれとは全く異なるものだったので、私は少し安心した・・・・・のだが、甘かった。
その女医、「責任転化、言い逃れ」という変なとこだけアメリカナイズされてて、こちらでの予防接種についての種類の認識や、アメリカでの治療法を日本ではどうすればよいのかなど聞いても「さぁ、私には解りません。」まあ、システムについて解らない事は、公的機関でなければ解らない事もあるが、HIBなど日本にはない予防接種や、予防接種の回数などに聞いても「わたしには、わかりません。」ついには、咳が続いたので行った時には病状迄も、「なんでしょうね?」と言われた事さえある。なんだ?そんなに、アメリカとの事を質問するのが嫌だったのか?だって、こっちは本当に解らなかったんだよ!結局、国際電話で、アメリカ迄電話して対処を聞く事になった。アメリカの医師は、所属のスタッフを通して、日本での対処法を調べてくれて、オフィスからFaxを送ってくれた。先が思いやられた。

 次に行ったところは隣街、結局ここで、桜丸の事件が起こる事になる。
しかしここは、国立という事もあり、看護婦も国家公務員。一応試験を受けて入った訳だからどこぞの、公立高校にすら入れなかった、こぼれものの看護婦がいるという訳ではないだろうと、縋る気持ちで来た。ちなみに、前述の看護婦がでた看護学校は、注射実習の時に、何を打っているのかと尋ねたら「空気」「水」と平気で答えたツワモノ揃いの学校なのだ。
 ここの病院の「売り」は「看護婦もカルテが読める」だった。アメリカでは「当然」なのに・・・。

 確かに、ここは看護婦はテキパキとして、医師とのタッグがよかった。感じもよく、子どもに対しての対応も「流石!」と頷けるものがあった。しかし、桜丸の一件で、変わる羽目になるとは・・・
ここでも、致命的ミスの前に、数々のミスを犯されていただった。

 まず、以前私が肝炎を煩っていた事があった為、桜姫はアメリカでHepB野ワクチン接種を受けた。桜丸にも受けさせた方がよいだろうという事で、そこの病院で受けたのだが、何回したのか、抗体が出来てるのかすら解らず終い。
 それと、ちょっとアレルギー体質という事で、軽い喘息の気があると言われており、何度か治療を受けていた、といっても、主に季節的なものだったのだが、ある時、結構咳が続いた時があって、その時に、HepBと百日咳の検査をしようと採血をした。桜丸は、血管が出難い為、手の甲から抜く事が多かったが、頸からじゃないと・・・といわれてクラ~ッとなった事があった。ギリギリのところで、手の甲からでてくれて、頸からは何とか免れたが、恐かった~。
 で、この時の検査結果で、「百日咳でした」とでた為、桜丸の予防接種はこの日をを期に3種混合・DPTから2種混合・DTヘと変更された。

 しか~し、例の事件の桜丸の入院中、たまたまその時桜丸の採血した血液が残っていて、入院患者に百日咳が多いからと、桜丸の事を知らない医師が百日咳検査をしたのだ。血液検査の結果、桜丸の血中には百日咳の抗体はなかったのだ。という事は、あの時の血液検査結果は別人のモノだったのだ。
おかげで、桜丸は、百日咳の予防接種はしないまま、どこを探しても百日咳単独のワクチンはないのだ。結局、アメリカで受けないよりましだという事で、DPTを一度受けた。以後、日本の予防接種に関しては、ものすごい警戒心が出来、結局桜丸も、アメリカのスケジュールで行く事にした。アメリカも、そう信用はしていないが、日本ではもう懲り懲りなのだ。


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