白血病の再発を防ぐ


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060702-00000047-mailo-l12

白血病:東京理科大薬学部と札幌医科大研究グループ、再発防ぐ治療法を開発 /千葉

 ◇早期の臨床試験目指す--実験で生存率大幅に改善
 東京理科大薬学部(野田市)と札幌医科大の研究グループが、血液のがんである白血病の再発を防ぐ治療法を開発した。抗がん剤と一緒にペプチド(アミノ酸の集合体)を投与し、骨髄に付着しているがん細胞をはがして抗がん剤の効果を発揮させることで再発を防ぐ。マウスを使った実験では大幅に生存率が改善しており、今後は早期の臨床試験を目指す。
 研究グループは、東京理科大薬学部の深井文雄教授と札幌医科大の新津洋司郎教授ら。動物実験でマウス6匹ずつの3グループに分けて人間の白血病細胞を注射したところ、抗がん剤とペプチドを併用したマウスは62日目でがん細胞が消滅したことを確認した。何も投与しないマウスは平均30日、抗がん剤だけを投与したマウスは同40日で死んだ。
 国内では、急性骨髄性白血病の発症者は年間約5000人。同白血病は抗がん剤を投与すると、約8割が、いったんがん細胞が消えたように見えるが、再発する場合が多い。抗がん剤を投与しても血液を作る骨髄に残ったがん細胞が増殖、再発してしまうため5年の生存率は約3割にとどまっている。抗がん剤はがん細胞が骨髄に付いていると効きにくく、「FN314」というペプチドを同時に投与するとがん細胞がはがれやすくなり、抗がん剤が効果を発揮するという。
 深井教授らは、マウスだけでなく人間の場合もペプチドとの併用で生存率が上がるとみている。【南恵太】

7月2日朝刊
(毎日新聞) - 7月2日13時1分更新


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