sariさん
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「対話」については歴史的に諸説あるようです。私は平田オリザさんや北川達夫さんの提唱する「対話」が教育に生かせるのではないかと思っています。是非、上記の本を読んでみたください。
医者と患者は医療知識の観点から見れば確かに対等ではありません。しかし、一人の人間としては対等です。「対話」は成り立つと思います。ただし、「患者と医療者は対等でないので対話とは言わない」と言い切るような医者は本当の「対話」について見識が浅いと思われるので、議論するだけ無駄かも知れませんね(^^;)

(2009.07.01 21:45:41)

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RTライダー @ Re[1]:休日出勤(09/05) elanさんへ 懐かしい。子どもに読ませた…
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2008.10.26
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カテゴリ: 学校/教育

「対話のレッスン」(小学館)平田オリザ著を読みながら、「対話」とは何かについて一週間ずっと考えていた。

以下、考えたことをメモする。 

国語の先生に「対話」というと、「一対一で面と向かって話すことでしょ」という答えが返ってくる。国語の教科書関係のある資料によると「おしゃべり」も「対話」に分類されている。

7月に北川達夫さんの講演を聴いて、指導主事にこれからの時代を生きる子どもたちに「対話」の態度を身につけさせる重要性を説明したがなかなか理解してもらえなかった。

「対話」はテクニックではなく態度であり観念である。相手と真剣に向き合い、相手の意見に耳を傾けて聴き、対立点があれば議論する。議論は相手を屈服させるものではなく、自分の考えとの合意点を探り、両者が気づかなかった新たな視点(より優れた考え方)を発見するためのものである。そのためには、いつも「相手の意見によって、自己の意見が変容することの可能性」を留保していなければならない。

「対話」の態度で相手に意見を正しく伝えるためにはテクニックが必要になる。テクニックは「対話」しようとしても、自分の意見が伝わらず感情的になるのを避けるためであり、「対話」するためにテクニックが必要なのではない。 

『学び合い』は、生徒同士が縦横無尽に教室内で「対話」することにより成立する。

赤穂藩士は浅野内匠頭切腹を期に会話から「対話」への転換を余儀なくされた。故に、普段は会話のみで事足りる親しい関係(家族、、親子、恋人、親友等)でも状況によっては「対話」が非常に重要になる場合がある。

閉鎖的なムラ社会が長く続いた日本では会話ができれば困ることはなかった。故に「対話」の態度を身につける必要性がなかった。

日本人同士でも価値観の多様化が進行し、急速に国際的なグローバル化が進む社会により「対話」の重要性が増している。

「対話」の態度を身につけることにより、人と人はつながることができる。人間同士のつながりを密にすれば、社会的弱者を守り、自殺者を減らすことができる。 

しかし、現実には職員室内で「対話」できる教師は少ない。役所では絶望的である。「自分は相手より立場的(人間的)に上である」「目の前にいる相手は教える対象であり、教わる対象ではない」そういう考えをする人との「対話」は不可能である。






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Last updated  2008.10.26 11:22:22
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Re:「対話」とは何か(10/26)  
Sakakey  さん
対話はお互いが同じ条件でないと成り立たないですよね。
対話と会話の相違をもう少し明確にして、したくないでしょうが指導主事と「対話」ができるようにした方がいいですね。(^^;)
(2008.10.26 15:38:52)

Re[1]:「対話」とは何か(10/26)  
RTライダー  さん
Sakakeyさん
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相手が自分は偉いと考え続ける限り対話は不可能ですね。
(2008.10.26 17:38:39)

対話的な人間を育てるために  
kei さん
「対話のレッスン」の本はまだ読んだことがないので、ぜひ手にしてみますね。平田オリザさんすきなんです。

対話的な人間を育てるためには、自らが対話できる人でなければと思うのですけど、難しいですね。私は、相手から嫌われるのがいやで、自分の意見を押引っ込めてしまう傾向が今でもあります。「こういう子を育てたい。」と願いつつ、自ら対話的人間としての成長を遂げられるようにしたいなと思います。 (2008.10.26 18:51:51)

Re:対話的な人間を育てるために(10/26)  
RTライダー  さん
keiさん
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学校では、休み時間は会話で、授業になったら対話に切り替えられることが大切なのだと思います。教師やクラスメートと対話をして、成長しようと考えられる児童・生徒を育てていくことが大切だと思います。
対話できる相手とはとことん議論すべきだと思いますが、そうでない人とは止めた方がいいですよ。対話はお互いに、同じ構えがないと成立しませんから。
(2008.10.27 06:24:18)

Re:「対話」とは何か(10/26)  
sari さん
対話と会話について
患者と医療者の対話という言葉で話をしていたら、患者と医療者は対等でないので対話とは言わないと言い切られました。それ以来、「対話と会話」の相違を探し続けています。いまだに答えは得られていませんが。。 (2009.07.01 16:17:41)

Re[1]:「対話」とは何か(10/26)  
RTライダー  さん

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