SATORISM@下関のブログ

伏線論


調子は!!!???

昨日は久々のB前田。
早々に業者さんからどろんして
新入社員と2人で単独行動。
2人でスナックへ。

いらいらした。
いつもならさらっと流せる上辺トークに。
にやっとして通りすぎるだけでいい話なんだが、
昨日は無性にいらついて噛み付いた。
意味が無い。
確かに意味が無い。
楽しく飲めばいい。
間違いない。

それが出来る奴だったはずだ、俺は。
出来なくなったのか?
昨日はムカつく全てに異論反論スタイル。
女の子達はたじたじだ。

必要なかったと思う。
色々盗んでにやっとしとるのが
今までの俺のスタイル。
別に熱く語る必要なんかない。
わかっちゃいるんだが、
昨日は毒を吐きまくった。

ココ最近自分の中で何かが変化したのか。
歯に衣着せぬスタイルへの憧れか。
まーよくわからんけど
兎に角毒を吐いた吐いた。

吐き上げたところで
ずーっと俺らの熱いトークに
にやっとする技をもっとる
女の子(@同級生の妹)に向け、
うちの新入社員が一言。

「シャラップファックアップ!!」

訳すと、
黙れくそったれみたいなこと。

これで我に返った。
だってそれを真顔で出してきた。

「ちょっといいですかねぇ??」

で注目を集めた後で、出した。
出しあげた。

女の子達の目が点。
まじで切れた雰囲気。

うちの新人がすげー台詞を吐きやがったぞ <W

O柳のにおいがする。

その後
「今エー話の途中何やけ黙ってくれ」(@新入社員)

あちあちだ。
初対面、初めてのスナック。
女の子5人に俺ら2人。
俺はと言えば、あちあちで切れている
女の子をみて激にやり。
心の中で次の日どーやって
O西に伝えるかを考えていた。

それで完全に正気に戻った。
危なかった。
やっぱ俺はそのスタイルだ。

今日の朝即効O西にその話をして
二人でにやり。

O西に対してその新人は

「俺はB前田みたいな所にマジで慣れたく
ないんっすよ。マジで」

を出したらしい。
O西は即効おれにちくり。
二人でにやり、だ。

昨日の新人の台詞。
確かに常識がないのかもしれん
しかしそんなのは関係が無い。

別に媚びて好かれる必要がないって
ことなんだろうあいつにとっては。

しかし、何で英語なんか??

「今えー話しよるけぇちょっと黙ってもらえるかねぇ?」

で決まりだろう。
まー普通はそうだ。

「シャラップファックアップ!!」

これはきついぞ。
まーきついとかきつくないとか
関係ないんだろう。

そーゆー奴がたまにいる。
マイメンO柳もその類。

“かっこつけ”の匂いはぷんぷんするが、
はたから見て面白いのでまー有りだろう。

マジで関係ない。
回りの状況とか、雰囲気とか。
全然関係ない。

ただそんな奴に共通してるのは
必ず伏線をはっている。

すごい一言を出すための伏線。
いわゆる前置き。
必ず伏線をはる。

昨日の新入社員の伏線。

その茶々を入れるのが得意な女の子は
留学経験がある。
その話も聞いた上で、
まったく空気的におかしいのに
「俺も留学してました」
を出した。
そのあとずっとダンマリ。
ただ腕組んで俺とママの激論を
聞いてただただうなずく。
この時点で伏線。
頭の中で英単語を繰り返していただろう。
間違いない。
いつあの渋い台詞を吐くか。
いつ吐いたらかっこいいのか?
言い方的にマジの英語スタイルがいいのか?
聞き取れるのか?
そんなことを考えながら
完璧なタイミングで出してきた。
俺はその伏線に昨日は気付けなかった。
俺も必要のない熱さを出していたから。
油断していた。
見抜いてナンボなのに、
武士なら切られていた。

前の日記に書いたが、
マイメンO柳が出した名言、
多分あいつの座右の銘

「ロックンロールな生き方」

これは伏線に気がついていた。
カラオケボックスの入り口付近での
シケモクぼこ吸い。
これが完全なる伏線。
俺に言いたくて言いたくて
しゃーない。
しかしあいつもプロだ。
完璧なタイミングを待っている。
そこで何も感じていない2号機
がいい歌を出してきた。
2号機も多分俺に対して出してきた歌だろう。
俺も胸の中で
「かぁっーー」と思ったその瞬間、
俺の横にぼこ付けでのあの名言。

あいつは頭の中で何回復唱したんだろうか。
帰ってくる車の中、
カラオケボックスのトイレで鏡を見ながら
「ロックンロール」
を何回繰り返したんだろうか。
50回は下らんだろう。

これが伏線。
こっからが本題。
今まではあくまで前置き。

うちの市場にアルバイトに来ている
60歳前後のおっさんA。
こいつもすげー。
マジでど汚い。
すげー伏線を張ってくる。
俺はO西といっつも
顔見合わせて「にやり」、だ。

このおっさんA。
人望が高い。
よく動く、丁寧、いいおじさん。

俺らは見抜いている。
見抜いてただにやっとするだけ。
別になんとも思わない。
にやっとするだけ。

俺は市場の運営をしているんで
全体を把握して指示を出す。
だから知ってる。
おっさんA、確かに一番動く。
前に前に出て笑顔も半端無い。
いい人だ。嫌いじゃない。
だけど、実は一番どんくさい。
上手いこと立ち回っている。
前々からそれを見て
胡散臭さを感じていたが、
別に関係ない。
にやっとするだけ。

市場では弁当が出る。
ただででる。
数が毎回10個程度余る。
このおっさんA、
必ず他のバイトたちに

「君達これを持って帰りなさい」

をごり押し。
毎回。必ず毎回。

「いや、いいです」

とバイトが拒否っても

「いいから、持って帰りなさい」

のごり押し。

俺らは知っている。
おっさんAがそのごり押しを
出す前に必ず自分の弁当を
一個ゲットしているのを。
場所も知っている。
棚の左端の方。
まずは自分の弁当を確保。
それから、意地のごり押しスタイル。
これで“決まった”。
別に普通に持って帰ればいい。
だがこの種の人はそれに罪悪感を
覚えるのか、いい人と思われたいのか
必ずこんな伏線を張る。

これだけだとただ俺の性格が悪い
だけの奴かと思われるので、次。

うちの市場では休憩時間に
パンを出す。

そのときも
他のバイトたちに

「君達もパンを食べなさい」

とパンの入ったダンボールを持って回る。
俺らは知っている。
真っ先に自分の大好物のパンを2個キープ。
場所も知っている。
棚の左端の方。
一戸は必ずアンパン。
好きなんだろう。

バイトはみんな自分で好きな
パンを取って食べる。
だが、パンを食っているにも関わらず

「君達パンを食べなさい。」

を出してくる。
これにはみんなちょっと嫌な顔で

「いや、いらないっす」

と毎回言っているんだが、
毎回必ず言う。

もちろん自分のは2個絶対キープ。

それからジュース。
これも市場ではただだ。

これも

「君達ジュースでも飲みなさい」

を必ず出す。
自分はと言えば

ある業者さん夫婦が

「Aさん、なんか飲まんのかね??」

と言うのを待つ。
ただひたすらアンパン食いながら待つ。

その言葉が出ると

「いやー、私はジュースが苦手でねぇ。
まービールやったら飲めるけどねぇ。」

その夫婦の前にはダンボールの中に
入ったジュースが並んでいるが、
その中にビールが何本かあった。

俺らは気付いていた。

その夫婦が

「じゃあこれ飲んだらいーやん」

でビールを差し出す。
もちろん飛びつき。

こっからがすごい。

缶ビールを目も覚めやらぬ一気飲み。
口につけて30秒くらいのぐい飲み。
それも一番後ろの席で小さくなって。

それから空き缶を即効のごみ捨て。
証拠を残さない。
形を残さない。
済ました顔でアンパンを食べている。

ちなみにまだバイト中だ。

そのくせ結構礼儀正しさみたいなのを
意地のアピール。

自分のことは
「わたくし」
と言う。すげー。

マジでいっつもにやり。

別に腹も立たない。
とにかくそのど汚さ加減にニヤリ。

昨日は帰り際に得意の

「O西君弁当持って帰りなさい」

を出した後に、
スラックスの小さい小さいズボンに
アンパンを意地でねじこんでいたらしい。

O西が見つけて、
即ちくり&ニヤリ。

アンパンが小さくなっていたが
兎に角力任せにぐいぐい
ねじこんでいたらしい。

まじでスゲー人だ。

でも回りからは人望は厚く、信頼抜群だ。

俺らは性格がまじでひんまがっとる。


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