T-サウルスの この道 寄り道 回り道

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中編 美濃白川~賤母


かれこれ1時間以上長居していた。さぁちょっと急ごう・・・。

ここから41号線を北上、左手の飛騨川を横目に順調に進む。
次は白川町の道の駅「美濃白川」に到着。

道の駅「美濃白川」 加茂郡白川町
道の駅「美濃白川」 岐阜県加茂郡白川町 R41沿い

白川町といえば有名なのは「白川茶」
よく見ると、ところどころに茶畑が見える。

ここでは、お茶の生産工程を見ることが出来る(残念ながらこの日はやっていなかった)。
また白川ハムなどのご当地食品も充実している。

GW前半はあまり気温が上がらなかったので、寒さ対策にトレーナーを持参したが、そんなものは無用だった。気温は上昇、26度だった。
ここでソフトクリームを食べていくことにした。

抹茶ソフト・・。「美濃白川」にて
抹茶ソフト 250円

確かに抹茶の風味がする・・。
おいらのレポートにあまり登場しないおやつレポート・・・。必見ですぜ・・・。
(おいらが食ってる姿を想像しないように・・。抹茶ソフト食べて、馬体重増えてこまっちゃった。)   なんちゃって・・。

スタンプ「美濃白川」
スタンプ

さてこの先で41号線に別れを告げて、国道256号線へと進む。
「ギャッ、道が狭い・・。」
入ったとたん、おいらはアワを食ってしまった。国道なんだが、離合困難なところもある。
困ったもんで、市道も国道も同じような道なので、再三こっちでいいのか心配しながらやたらとカーブの多い道を進んでいく・・・。
桜峠を過ぎて東白川村に入ると、いよいよ道はカーブだらけに・・・。
20mと直線が続かないのだ。

途中何度か離合したが、おいらは5連敗・・。全部バックさせられた。(ー”ー)
そして到着したのは・・・。

道の駅「茶の里東白川」 加茂郡東白川村
道の駅「茶の里東白川」 加茂郡東白川村

ここに来ると、道の駅のおねえさんがお茶を振舞ってくれた。
「渋くなくて、あっさりして美味い・・。」
おいしいお茶の葉が出来る条件は、水がきれいで空気がきれいなところというのは当然だが、1日の気温差が大きいことも必要なのだそうだ。
来るのに往生したが、この美味いお茶を飲めたんだから、来てよかったんだよな。

スタンプ3
スタンプ 左が東白川 右は加子母

さて、次に訪れるところでメモリアル30となる。
クルマは東白川村を過ぎて、中津川市に入る。
よもやこんなところから中津川市に入ることになるとは思ってもみなかった。

三叉路に差し掛かると、一旦左折して(中津川市街地は右折)道の駅「加子母」(かしも)に立ち寄る。
ここでおいらの訪問した道の駅が通算30ヶ所目をむかえた。

道の駅「加子母」 中津川市加子母(かしも)
道の駅「加子母」 R257沿い 中津川市加子母

ここはトマトが特産物で、トマトソフトが売ってある。
さすがに先ほど、抹茶ソフトを食ったおいらにはちょっとしんどい。(どんな味なのか興味はあったのだが・・。)

白川(加子母川)
加子母川

せめて、この清流を眺めて目の保養をする。

14時を回った・・。そろそろ急ぎたい
この後、道の駅「花街道付知」「きりら坂下」を訪問する。

道の駅「花街道付知」 中津川市付知町
道の駅「花街道付知」 中津川市付知町 R257沿い
花の町中津川にふさわしい感じの駅

道の駅「きりら坂下」 中津川市坂下
道の駅「きりら坂下」 中津川市坂下 R256沿い
そば打ちの体験ができる。

木曽川 きりら坂下にて
木曽川の清流

木曽川に並走するのが国道19号線、手前の橋は256号線。
この橋を渡ったところで、かつては長野県との県境だったが、現在はここも中津川市。
かくして、長野県入りは幻となったが、これもなかなか出来ない経験かもしれない・・。

一挙に気ぜわしく5ヶ所の道の駅をレポートしました。
内容がちょっとガサツになりましたがご了承のほどを・・・。

「きりら坂下」を後にしたときにふと気が付いた。
もうすぐ15時になろうというのに、まだ昼飯食ってない・・・。

ひちそうで飲んだ牛乳、美濃白川で食べた抹茶ソフトの影響なのか、おいらの腹時計は完全に狂ってしまった。
いくらなんでも腹が減ったので、左折して19号線に合流する。

10分もしないうちに、道の駅「賤母」に到着する。

賤母前の国道19号線
道の駅「賤母」 中津川市山口 R19沿い

かつては長野県木曽郡山口村だったので、全国で唯一住所の変わった道の駅である。

賤母 別角度から

古の日本家屋を思わせる感じがたまらなくいい・・。

なにはともあれ、腹が減ったので遅い昼飯にする。

とろろ定食  「賤母」にて・・。
とろろ定食
ご飯、味噌汁、たけのこの煮付け、ヤマイモ、生卵、山菜入り小そば、漬物・・・。
え~~~と、いくらだったっけ???(思い出せない)

ご飯にヤマイモをかけて、一気にズルズルッといただく。
この感触がおいらは大好きだ・・。

賤母の中をうろうろしていると、基準点が存在していた。

基準点 道の駅「賤母」(しずも)にて
立て札下の四角い石が基準点

ここは、東経137度33分13秒  北緯35度35分0秒
標高337m46cmという基準点である。

思えば遠くへ来たもんだ・・・。

道の駅「賤母」(しずも)中津川市山口

賤母の一角に趣の違う建物が建っている。
「東山魁夷 心の旅路館」である。

なんとも恥ずかしいことに、おいらは東山魁夷という名前しか知らなかった。
ここは、持ち前の好奇心で見学することに・・・。(350円要ります)

東山魁夷 心の旅路館
東山魁夷 心の旅路館 道の駅「賤母」内

モニュメントの右横には、画伯が愛された白樺の木が立っている。

東山魁夷、本名新吉は1908年に横浜で生まれる。
山口村とのつながりは、美術学校時代に、木曽川沿いに旅行しながら御岳に登る途中この地で夕立に遭い、農家にかけこんで一夜の宿を求めた折に、思いがけない温かいもてなしを受けた。
それが後に、木曽の人々の素朴な生活と雄大な大自然に心を打たれ、風景画家へ歩むことになったという。

東山魁夷 心の旅路館は1995年にオープン、この年画伯は山口村名誉村民に推挙される。
残念ながら1999年に亡くなられたが、画伯の作品(版画)を一目見たら、遠近感をあらわす技法に間違いなく感銘を受けるだろう・・。

東山魁夷作品の絵葉書
絵葉書5枚買ったのだ・・。
作品名 左上 宵桜 右上 吉野の春 中 年暮る 左下 曙 右下 夏山白雲

おいらが1番感銘を受けたのは「吉野の春」・・。

すっかり心洗われ、時間が経つのも忘れ、気が付いたら16時を大きく回っていた。
ここから、どう考えたって瑞浪まで15分では行けない。
訪問優先順位上位だった、化石博物館と地球回廊は断念せざるを得なくなった。
しかし、それを考えてもおいらには大きなプラスだった、賤母訪問であった。

さて、あっという間に夕方になった。
国道19号線を名古屋方面に進み、「らっせいみさと」「おばあちゃん市山岡」「土岐美濃焼街道」の3ヶ所を訪問する。

続く・・・。


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