窓辺でお茶を
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最近全く共感できない曾野綾子さんですが、たまには(失礼!)いいことおっしゃる、と思ったのですが…天木さんのブログ11月4日『見ているがいい。裁判員制度は来年5月の導入とともに大問題となる」から孫引きですが、引用させていただきます。 「・・・裁判員制度が発足するというが、まだこんなことが出来ると考えている人がいる。 素人もいっしょに判決を出せるなら、なぜ大学の法科に受かるのも、司法試験に通るのも、あんなにむずかしくしなければならないのか。その難関を通った玄人とずぶの素人が、どうして一緒に仕事ができると思うのか・・・ PR用と称して『サイバンインコ』なるキャラクターを作るセンスも、幼児化の典型である。子供に裁判員になってもらうなら、なだめるためにおもちゃも必要だろうが、大人がなんでディズニーを真似る必要があるのだろう。」 私も、『法律を知らなくても大丈夫です」などとポスターで宣伝しているのも、法治国家であることを放棄するのかと心配になりますし、それに加え、冤罪の温床で、国連人権委員会からも廃止を勧告されている「代用監獄」などの問題もそのままにし、裁判員に対する思想調査や刑事罰など問題点は顧みることなく、裁判員の日当を上げて引き受けさせようだなんて、ばかにするな、と言いたいです。 でも裁判員制度は、検察の言い分を認めるだけで、新しい証拠を見もしないような裁判が横行している現状を変える制度としてリベラルな人たちにも一部期待されてもいたようです。 日本では裁判員が導入されるのは無期懲役や死刑を求刑されるような重い犯罪のみで、それも変だと思うのですが、イギリスでは最近、陪審団が、火力発電所の煙突にのぼって文字を書いたグリーンピースのボランティアに『正当行為」として無罪判決を出しており、民主主義が成熟しているのだなあと興味深く感じました。 日本の裁判員制度はとても民主的とは思えません。自分は無実だと信じていたのに多数決で有罪になった場合などでも、内容について語ることもできないようだし(守秘義務に違反すると罰せられる)、国家による殺人や冤罪捏造の共犯者にされるのはごめんです。もっと検討が必要だと思います。 話は変わって、もうご覧になったかもしれませんが、麻生邸を見学に意向とした反貧困の若者が3名逮捕された件です。報道とは違い、歩いていただけなのに逮捕された状況をYou Tubeで見ることができます。山口二郎さんのブログ下記の映像がわかりやすいです。You Tube
November 4, 2008
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