後23キロ痩せるまで~反抗期息子とギャオス姫の奮闘記

後23キロ痩せるまで~反抗期息子とギャオス姫の奮闘記

ホストママのおばあちゃんが来る。


私には結構優しいのだが、他の職員には皿を投げつけるらしい。
(私は見たことが ないけど。 あのおばあちゃんなら、やりかねん。)
この頃、私はアッキーを身ごもっていた。
始めに私の体調の変化に気付いたのは、何を隠そう彼女だった。
私の事を本当のひ孫の様に可愛がってくれたおばあちゃん。
でも、時々自分の息子の事をさがしまくって各部屋を一つづつ開けて回っていた。
いわゆる徘徊。
でも、この徘徊は、昼間のみ。
だって、ここでは昼間の徘徊を実践しているのだ。
そうすると、患者さん達は夜には、疲れまくっていて寝てしまうのだ。
私のお腹が大きくなるたびに、目を細めて喜んでくれた曾祖母ちゃん。
お腹の中のアッキーも機嫌良く蹴りまくっていた。
私が、退職する時に皆が開いてくれたパーティも、べービーシャワーの時も、曾祖母ちゃんは必ず出席してくれてた。
(どっちとも会場は仕事場の食堂を貸し切り。)
とても、嬉しかった。
しかし、曾祖母ちゃんの生まれ故郷のカンザスに帰って一年も経たないうちに曾祖母は天国に旅立って行った。
多分、今ごろ天国で曾祖父と二人で漫才の様な言い合いをやっているに違いない。




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