MATRIX7

MATRIX7

2010.07.27
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カテゴリ: モータースポーツ
 ドイツGPで起きたチームオーダー問題によって、フェラーリは嘲笑の対象になっている。他のチームは怒るというよりも、フェラーリの間抜けさ加減に驚いている。アロンソに抜かせるならば、マッサではなく、アロンソに追い越せと指示すれば済む。マッサもそれを邪魔したりはしないだろう。大騒動になったチームオーダー騒動の陰になって、すっかり忘れ去られているのが、フェラーリの速さの復活だった。
 金曜日から、フェラーリの速さにレッドブルは腰を抜かしていた。マクラーレンと異なって、開幕からレッドブルに対抗できる速さを持っていなかったからになる。突然にレッドブルと互角以上のタイムを出すのだから、改良部分に注目が集まったのは当然になる。レッドブルの秘密は、フェラーリによって完全に解き放たれてしまったのに、マクラーレンとメルセデスはまったく探知していない。これからの数戦は、フェラーリとレッドブルの一騎討ちになる。アロンソの腕前は一番であり、ベッテルのようなミスを犯さない。
 マシンの改良には様々な規制があり、改良に大金をかけることのないように、FIAによってさまざまな仕掛けがしてある。そのために、大掛かりなアップデートは、一時期にまとめてやるしかない。一つ一つの技術によるタイムアップは限られていて、複数の技術を組み合わせて、一気に合計タイムを上げるしかない。フェラーリの復活の秘密はここにある。
 重要なことは、わずか一回限りの改良で、レッドブルを上回るタイムを記録できるようにマシンを進化させたことにある。何をどう組み合わせると、こういう魔術が可能になるかはわからない。それでも、シーズン途中で立場が逆転されるアップデートは少ない。その技術革新をフェラーリは取り入れることができ、メルセデスは全然気が付いていない。マクラーレンは別の方法を探っている。フェラーリの技術の組み合わせは、さほど驚くような進化ではなくとも、組み合わせによって効くという筋のものだろう。
 茶番劇によって屈辱を受けたアロンソとマッサは、ハンガリー以降は予選1位と2位を狙いに行くだろう。逆転を狙えるマシンにフェラーリは進化している。決勝も当然ながら速くなる。フェラーリを止めることのできるのは、事実上ベッテルしかないから、これまでの流れは大きく変化する。フェラーリを見ても、外観上の変更点は少ないにもかかわらず、これだけのタイムを向上させている。アロンソが今回の限られたチャンスを生かして、茶番劇の屈辱を晴らす動きに出てくることは間違いない。





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Last updated  2010.07.29 18:29:21
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