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Esprit*

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2005.11.11
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テーマ: 愛しき人へ(899)
カテゴリ: カテゴリ未分類




数日後

彼氏が私の部屋に遊びに来ていたときのことだった

部屋の電話が鳴って

出てみると彼氏のお父さんだった

彼の上のお兄さんが

バイクでケガをした・・という

ケガ自体はそんなに大きいものではないけれど

頭を少し打ったので

ここ2ヶ月くらいの記憶が曖昧になっているらしい





私もそのお兄さんとは何度か会ったことがあるけれど

ひとりで北海道とかに何週間も

ツーリングに行ってしまうような人だった



それから

彼氏からの連絡は1週間ほど何もなかった

どこの病院かもわからないし

こんな大変なときに自宅に電話なんて出来ない

私は彼からの電話を待っていた

お兄さんの容態だけでも知らせてくれたら・・

そう思ったけれど

私も妹の一件があったときは



きっと

彼も一生懸命看護しているのだろう

そう思って

あちらからの連絡をずっと待ち続けた



電話が鳴った



私の部屋の電話機はミニコンポに内蔵されているタイプ

だから相手の声がスピーカーから出てくるので

隣の部屋に会話がまる聞こえになってしまう

あわててイヤホンを耳とミニコンポに挿した



「もしもし・・?俺。」


この声は・・彼じゃない

・・先輩だ!!

先輩には一応、電話番号は年賀状で知らせたことは

あったかもしれないけれど

まず絶対にかかってくることのない

ヒトのはず・・


「・・実は会社の旅行で、君が住んでるあたりの近くまで
 来てるんだ。
 で、電話してみた。」

「は・・ハイ・・。」


驚いた

驚きっぱなしだった

嬉しかったけれど何か複雑だった



ちょうどそのとき

ガチャリと玄関のドアの開く音がした

合鍵を使って

この部屋に入れるのはひとりだけ


・・彼だ

彼が帰ってきてしまった・・



・・絶体絶命だった




























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Last updated  2005.11.11 16:59:31


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