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Esprit*

Esprit*

2007.08.22
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テーマ: 愛しき人へ(899)
カテゴリ: カテゴリ未分類
私の中で彼と結婚する意思はもう完全になくなっていた。

ずるいオンナ・・・。

彼はまた自分のところに戻ってきてくれるまで待つ、といった。
私は結婚はできない、もう会わない、と伝えた。
彼は電話やメールだけでもいいからつながりを切らないで欲しいと
求めた。

『つながりをどんな形であれ切りたくない。』

その気持ちが痛いほどわかる。

だからこそ、突き放しきれなかった。
タダの言い訳に過ぎないかもしれないけれど。


会社の同期の女の子に指摘された。

「それって二股じゃんね。」

ショックだった。
私、何やってるんだろう・・・。
もう情けなくて、でもどうすることもできなくて、
泣くことしかできなくて。

「先輩のこと話して同じ土俵にたたせてあげなよ。」

彼女はそういってタバコをふあ~っとふかせた。
彼女は、私が会社の入社試験のときからの友人。

そのあとの彼氏との出会いもやり取りも、
全部知っている。

「・・先輩は今回のことは関係ないの。
 巻き込みたくないんだ、こっちのドロドロに。」

「もう十分ドロドロだってば。」



「アナタが踏ん切りつけない限り、彼も先輩も誰も先に
 進めないんだよ?」

「うん・・・。」

彼女は私に対して態度を変えなかった。
そのことが私にはとても救いだった。
彼と共通の友人からはかなりのバッシングを受けていたからで。
その中には私の昔からの幼馴染がいて、
幼馴染のご主人と彼が意気投合して仲良くなっていたので、
私はその幼馴染からも嫌われてしまった。

これも自分勝手を通そうとする報いなのだ。



彼は何度も会いたい、と言ってくれたけれど、
私はさすがに会ってしまうとまた引き戻されると思い、
それだけは断った。
こんなブルーな気持ちのままでは先輩にも会うわけにも行かず、
どちらにも会わないまま3ヶ月が過ぎた。
二人とも、メールだけは続けていたけれど。
その間に私は会社を辞めた。
このことが原因ではなく、前に足の靭帯を怪我をしたときの
保障問題で会社とトラブルになってしまったからだった。
そのまま、営業でよく回っていたイタリア料理の店に
従業員として雇ってもらうことにした。
彼は私より先に会社をやめ、自動車教習所の指導員になった。
先輩は変わらず転勤先の営業所でエンジニアの仕事を続けていた。


先輩からは「どうなった?」との問いはなかった。
先輩は私を信じてくれている。
私も先輩を信じている。
私の勤務先がかわって仕事の時間帯が大幅にずれ、
同じ地元に住んでいながらも、なかなか会う時間が合わず、
メールのやりとりをしたり、
私が仕事から戻る夜の11時くらいに、
先輩の家の前を通るとき、先輩のMR2のワイパーに
小さい手紙を差し込んで帰るようにしたりと、
ちょっとしたことくらいしか進展はなかったけれど、
それでも先輩とは少しづつ距離を縮めていけた。

・・・しかし。
私の優柔不断さが先輩を怒らせてしまう事件が起きてしまったのだ。






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Last updated  2007.08.23 02:12:25


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