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こんばんは。
前回の記事からあっという間に2カ月が過ぎてしまいました
このあたりの桜も散りつつあるとても良い陽気になりました。
残念ながらコロナは第4波の心配をしなければならない状況に....
聖火リレーも始まりましたが、果たして東京オリンピックは開催されるのや否や
引き続き自粛生活中ですが、コロナで期限が4月15日に伸びた確定申告の作業をしながら時々アンティークラジオのレストアをしていこうと思います。
前回まで、 バッテリー式の高一付4球(UX-201Ax4)ラジオの修理について書いていましたが、その後数台のアンティークラジオをヤフオク!で落札することになりました。
今日は番外編②としてそれらのラジオの一台をご紹介したいと思います。
UY-227+UX-26Bx2+12F 並四ラジオ AC電源 スピーカー無
正面 まだ、スピーカーは内蔵されておらず、電池式の再生ラジオのような外観ですね。パイロットランプがAC電源であることを示しています。
左のダイヤルが同調、右のダイヤルが再生調整だと思います。真中下のノブが電源スイッチで上にパイロットランプがついてますね。
背面
直にACコードが出ています。右側の赤い端子2つが、アンテナとアース。その左の2端子(バナナジャックプラグ)がスピーカー端子のようです。
中身です。
真空管は左から、UY-227(検波再生)->UX-26B(低周波増幅)->UX-26B(電力増幅)->12F(片波整流)
左端に、並四コイル。トランスは左から、1:3低周波トランス(ケース入り)、1:3低周波トランス(ハダカ)、電源チョークコイル、電源トランスとなっています。
電源チョークコイルと電源トランスの間にケースに入ったコンデンサー(ペーパーコンデンサー?)が並んでいます。
右上に見える後付けの部品は、電源回路のフューズのようです。
何と購入時のお店や価格、手書きの回路図、修理状況が付いていました
このメモによると、購入は昭和53年(1978年)12月。京都寺町のゲテモノヤで、テレフケン製の別のラジオのラッパ型のマグネチックスピーカー込みで23,000円
ちょっと当時の物価を調べてみたのですが、消費者物価指数(総合)でみると、2020年101.8 1978年66.7 となり、当時の23,000円は、現在の35,000円位になるみたいです。
結構高価な買い物ですよね。同時期に購入したSP内蔵のシャープ製ラジオ(これも多分並四だと思うのだけれど)が2000円だったことを考えると10倍ですから。
ちなみに今回の入手価格は送料込みで6千円弱だったのでお買い得だったかな?
修理状況も事細かに書いてあるみたいなので、現物と見比べながらレストアしていきたいと思いますが、購入時から、ATF1が断線気味、電源チョークコイル(実際には1:3AFTのGF側流用)が断線等の不具合があったようなのです。
しかし、その部分は修理されているみたいなので、そこそこのレストアで受信できるようになるかも知れません。
もっとも修理から40年以上たっているので、電源を入れる前に、コンデンサーのリークとトランスの断線、リークのチェックは欠かせませんけどね。
AC電源を使ったアンティークラジオのレストアは初めてなので、慎重に事を進めたいと思っています。
以上、「 アンティークラジオのレストア番外編② 並四ラジオ? 」 でした。
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