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今まで近くの診療所に自分で車を運転して通っていたのですが、この状態ではさすがに無理だと医師の往診を受けることになりました。
過去に胃がん・肝臓がんを克服して頑張ってきた義父でしたが、この度の肺がんは今年87歳の義父にはもう治療に耐えられる体力はないだろう・・・と思われたので、義父母が話し合って病院での手術・入院はせずに、自宅で家族と過ごすことを決めたようです。
その覚悟を聞いて医師は地域包括センターのケアマネージャーに連絡して、定期的な訪問診療・訪問介護のプランを立てていただくことになりました。
早速、もし義父の状態が急変して酸素が必要になった時にすぐに家族が対処できるように、今日の夕方、業者の方が在宅酸素の機械を持って来られました。
今は呼吸は安定しているので、当分は使用しないで良いと思われますが、なにぶん高齢者は急変することがあるので、その時に慌てなくても良いように義母と一緒に使い方を習いました。
義父は長い人生を車の運転に関わる仕事を続けてきたので、運転はすごく上手で在職中には何度も表彰されて、それが自慢の人でした。
でももう高齢なので、私が心配して「そろそろ運転は止めたらいかがですか?」と言っても「まだ大丈夫!」と言って聞いてはもらえませんでした。
そんな義父がさすがに覚悟を決めたのか先日唐突に「・・・車を処分しようと思う」と言いだしました。
私は心の中で(・・・良かった)と思いました。さっそく業者に連絡し手続きをして、今日車を引き取りに来てもらいました。
年数は経っていますが、メンテナンスは完璧にしていた義父の車。廃車にならずに誰か大切に乗ってくださる方がいたら良いな・・・と思いました。
車は持ち主の財産になるので、本人が手続きできない状態になると、大変なことになります。
①車検証 ②印鑑登録証明書(旧所有者と新所有者) ③実印(旧所有者と新所有者) ④譲渡証明書
亡くなった後の名義変更に必要な物
①車検証 ②印鑑登録証明書(新所有者のみ) ③実印(遺産分割協議書に表記されている相続人全員分)
④所有者死亡が確認できる戸籍謄本 ⑤結婚などで戸籍謄本に記載されていない相続人の戸籍謄本
⑥相続人全員の実印を押した遺産分割協議書 ⑦車庫証明書
施設に居る父もやっと先日車を手放してくれましたが、もし自分自身で手続きができなかったら、これだけの手間がかかってしまうので、本人の意思がはっきりしているうちに二人とも手続きを済ませることができて良かったな・・・と思いました。