第７３話 誰でもしたい事をしている
こういうと、そんな事は無いと思うかもしれません。できない理由がたくさんあるからです。でも、どんな理由があろうと、できない方、すると危険とか、何かを無くすとか、そういう恐れを優先させてしないという選択は自分の自由意思なのです。ですから、したい事より、恐怖を恐れる方が強かった。だからしないという自由意思をこうししたのです。
クルーがいないから、忙しいから、理由はたくさんあげる事ができる。でも、それを選んだのは自分の自由意思です。それが悪いという意味ではありません。ただ、自分の自由意思で乗らない選択をしたという事です。それをきちんと意識してみると、次の事が見えてくる。クルーが居るなら乗るのにと考えれば、クルーのせいですが、クルー無しで乗ろうという選択はしなかっただけです。
こういう意味で、誰でも、したい事をしているという事になります。それで、どうこうという事は無いのですが、ここのところを意識してみてはどうでしょうか。乗りたいんだけど、乗らない理由を優先した。本当に乗りたいなら、どこかで都合をつけようとするものです。意識する事が次のステップへ踏み出すきっかけになるのではないでしょうか。
本当はもう乗りたくなかった。それなら、ヨットは手放した方が良い。或いは、違う意味でキープしたいのか。乗りたいなら、乗りたい気持ちをもっと高めて、そうすれば必ず乗れる。誰でも、求める喜びがあり、同時に恐れる恐怖がある。そのどちらが強いかで、やるかやらないかが決まる。それを自由に選択しているわけですから、ちゃんと意識して選ぶ事が大切なのではないでしょうか。
でも、やっぱり、乗ってもらいたいですね。気軽に楽しんで頂きたい。何でも、まずはやってみる事です。頭で考えてやらないより、考えずにやった方が、何か良い物を引き出すと思うのですが。
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