60才から面白いぞ




1)60才から面白いぞ
   私は今60才、伊豆半島の山に2万坪の山林を買った。
  さて、その山林で何をするのでしょうか。
   まだ現役で仕事をしているので、最初は、今の仕事を継続しながら、週3日(金、
  土、日)くらいを山に登り、山に横穴を掘ろうと思っている、子供の砂遊びのような
  わくわくするような事をやろうと思っている。
   トンネルの奥は3部屋くらいの住居にするつもりだ、穴の入口近くには小さな
  プ-ルをつくり,そのまわりに食事や休息のスペースを配し、ゲーム機やオーデイオや
  ホームシネマなども置いて生活をエンジョイするつもりだ。土の中はいつも同じ気温
  だし、一歩外に出れば畠もあるし、果物の木も有り、自由気ままな、時間に縛られな
  い快適な生活が楽しめるだろう。インターネットを駆使して仕事も十分こなして行け
  る筈だ。
   超豪華な立派な石造りの部屋だが、色々工夫しなければならない事がたくさんある、
  自然の通風システムや、太陽光を取り込むシステムや、自己完結型の生活排泄物の
  処理システムを考えなくてはならないだろう、また、出来るだけ自然を破壊しないよ
  うに山肌の利用は5%くらいに制限する積もりだ。

   10年くらい掛けてじっくり楽しみながらこれらのシステムを完成させ、完成後はこ
  のノウハウを世界に広める事業を開始しよう。      
   日本人の男性の70%以上が、リタイヤすれば、田舎生活をやりたいと思っている
  ようですが、これがなかなか実現できないのが現状です。だまされて買った100
  坪ほどの別荘地も、ぺんぺん草が生えているのが現状でしょう。

2)幸いにも日本は70%以上山である。
   日本は決して小さな島国ではない、広大な山を10層にも20層にも使用すること
  が出来ると考えれば、日本の面積はアメリカの30分の1ではなく、3分の1と考え 
  る事が出来る、人口は2分の1だから日本はそんなに小さくはない。

3)21世紀のエコ社会ニッポン   
   この計画は個人のほんの趣味からの発想であるが、発展的に考えると、単に個人の 
  趣味を満足させるだけでなく、今の日本の閉塞感を根底から救う事になりそうだ。
まず、地中は年中一定温度のため、冷暖房がほとんど必要としないので、地中生活
  が一般化すれば何百年にもわたり最高の省エネ社会とする事が出来るし、
経済一辺倒であくせく働いてきた生活や、造っては壊し、作っては壊す消費社会
  から離れ、100年、1000年の単位で物を考える社会にする基礎となる。
 生活空間の拡大は、即、耐久消費財の需要を生み、世界から価値のあるものを輸
入し、国際収支がバランスし、貯金するだけが楽しみとするのではなく、新しい 
価値観で国民全体が充実した生活をエンジョイする事が出来る。
 個人で地中を掘る装置の開発や、省エネで大規模トンネルを掘る技術開発や、耐久性のある外壁材の開発や、トンネルの安全システムの開発で、新しい産業を興すことが出来るし、同様の技術を必要とする国に技術を輸出する事が出来る。 
 殆んど利用していない国有林(7万平方キロ位有ると聞いている)を60歳以上の国民に70年位のスパンで、貸与するシステムを作り、年金事業とマッチングさせると、年金制度の崩壊の問題の解決にもなる。
 日本の山の地下都市文明への展開は,ヨーロッパに負けない素晴らしい国家資産となり、災害や、戦争に耐える歴史に残る都市を作ることが出来る。
 同時に必要とする地下交通網の発展は、人を交通事故から根本的に開放する事が出来る。
 もっともっと面白い事も考えている、
穴を掘った残土を、現在の荒涼たる都市にかぶせ、今の都市機能を地下に残したまま、都会を野原や農地として自然に返すアイデアが面白い。さしずめ、新宿の高層ビルを山にしてしまい頂上をビヤガーデンにしてみたいものだ。
 奥多摩あたりを首都移転の候補地として、都心との間を大深度地下トンネルでつなぐようなことを考えると、現首都機能と新首都機能がうまくリンクされ、都心人口の移動も促進されるし、移転の選択肢もうんと広がる。
   こんな楽しい夢をかなえようとすれば、とても90歳や100歳で死んでいられない、 
  120歳くらいまで生きてこの人生をエンジョイしたいものだ。ずいぶん迷惑ばかりをか
  けたこの世に、精一杯の恩返しをしてからこの人生を終えたいものだ。


以上は、2005年の愛知万博のアイデア募集に応募した作品を
もとに少しアレンジしたものである、
綺麗なイラストも添えての力作であった。
結果は選外になった、ナゼだ!
こんないいアイデアを採用しないなんて、
ふしあな野郎の審査員連中だ、
仕方ないから自分だけで穴を掘って住むことにした。
ちなみに我が細君は一緒に住んでくれないらしい、トホホー


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