セキのMH・G・P&2日記!

セキのMH・G・P&2日記!

【未知なる生物】9章[闇の記憶の物語編]




俺は軽く目を開ける

暗い・・・

何も見えない

声だけが聞こえてきた

「た、助けてくれ!!」

パスの声なんかではない
まして蒼眼や紅眼の声でもない

人間の声だ。ハンターの声
血のにおいがする

生臭い

全身から熱い物がこみ上げてくる
口から何かが吐き出された


「うわぁぁぁ!!!」

恐ろしい爆音とともになにかが顔に当たる
肉片だろうか・・・

動けない。
体から力が抜けていく
目が見えないのにその場の様子が分かる気がする
あとから2人、ハンターが来た

「これで。全てが終わるのかな・・・」
女性の声がする。
「あぁ。そうかもな。」
男性の声だ

「ねぇ、ホーク。」
男性の名はホークと言うらしい
「なんだ、アイシャ」
アイシャと呼ばれた女性は再び話し始めた

「私たちはこんなことをして本当にいいのかな?」

「正しいかどうかは俺にもわからない・・・でも」

「でも?」

「俺は平和を願う。」

「うん・・・」


二人のハンターは話し終えると素材をはぎ始める・・・
俺の意識がある体を。

俺の意識はまたとんだ


9章完

ここからは闇の記憶の物語編です。


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: