人間について研究中 

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◆他人の痛みを♪心底♪理解する



私は総勢7人と一匹の大家族で育ちました。
母から見ると→ 姑・実母・実父・夫・娘・娘・犬

結婚して家庭を持った今、自分の親と夫の親の同居なんて、 
考えただけで目がくらみそうになります。
母は、さぞかし大変だったろうなあ、と……

母の実母は、常にいくつもの病気に悩まされていました。 
食事が終わると、いつもソバボーロの缶をおもむろに取り出し、
テーブルの上に、ザラザラと薬を並べるのです。

その薬は、実に色とりどりで、子供の私は、キレイだな♪ 
と思いながら見ていたのを覚えています。

祖母は、腰が悪いし、背骨にもゆがみがあり、太っていて、
本当に歩くのが辛そうでした。 特に階段の上り下りが、一苦労です。
歩くのも、本当にゆっくりゆっくりで、
一歩一歩足を前に出すのがやっとでした。

私は、一緒に出かけるときは「もっと早く歩けないのかなあ」と
思いながらもエレベータやエスカレーターを探しに行ったり、
手を引っ張ってあげたりしていました。

私は、祖母のことが好きでした。 どこへ行くのも一緒だったし、
同じ家にずーっと一緒に住んでいたので、私は、祖母の気持ちも
つらさもすっかり分かっているつもりでいました。

でも、高校のスキー修学旅行で『他人の痛みをわかっている』なんて、
なんておこがましい事!だと気づいたのです。

きっかけは、、足の捻挫、、、

歩くもの立ち上がるのも、階段の上がり降りも、それこそ何をするにも、
ゆっくりゆっくり、一歩一歩しかできないのです。

階段って、上がりよりも下りの方が大変なんだと、
生まれて初めて発見しました。

そうなんです。

私は祖母の大変さを『わかったような気になってい』だけ!
本当は大変さを『わかっていなかった』のです。
「痛みや苦しさって、それを味わったものしかわからないものなんだ」
 ということを大きく学んだ捻挫でした。

『他人の痛みを、心底♪理解する』なんてことはできないんです。
わかったつもりになっていても痛みは他人には計り知れないもの、、
その人自身の尺度でしかないのですね。

この『わかったつもり』で相手に寄り添うと
いろいろな混乱を招く原因になっていたりしますよね。

こんな時の♪とっておきの方法♪は
『他人の靴を履く』です。

自分の靴を脱いで(自分の思い込みをはずして)
相手の靴を履いてみましょう♪
(相手の立場に立って物事を見てみましょう♪)

まったく違う世界が開けます。試してみてくださいね♪


http://www.lazy8.jp/tfh/index.html


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