人間について研究中 

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◆自分の痛みを♪心底♪理解する1



私が初めての子育てをしていた時、とっても心の支えだった、本があります。
それは小児科医・山田真さんの『小児科へ行く前に』という本です。
これを読んでいたのでほとんど小児科には行きませんでした。

それ以来、山田先生の大ファンです♪
書かれていることをちょっと紹介してみますね。

  →「ちいさいおおきいよわい・つよい」No.2より
『ほんのちょっとしたこと、簡単そうなことでも、医学の力がおよばないことは
 たくさんあります。 たとえば、ある人が頭が痛いと言っているとします。
 この人がほんとうに頭痛で苦しんでいるのか、嘘をついているかを
 実証する方法がないのです。 こんなことを言うと、
「ウッソー、ほんとうに痛いかどうかも判断できないなんて、
 医者なんかやってられないでしょうよ」 と思われる方もあるかもしれません。
 でも、こんな簡単な事ですらできないのが現実なのです。』

   →「ぼくの青春闘争録(闘う小児科医誕生秘話29)
     医学の悪用がおこなわれるとき」で
『痛いところは本人に申告してもらわないかぎりお医者様でも
 どうしようもないということです。 逆にお医者さんや親に上司に
 先生に「痛いしんどいと言っているが嘘だろう」と言われたことが
 人生の中で一度や二度あるのではないでしょうか?
 「嘘をついているわけではないよ。」何度心で叫んだ事でしょうか?
 とっても傷ついた思い出が私にもありますね。結構病弱だったので……』

つまり、「本当に痛いかどうか」、なんて本人にしかわからないし、
ある人の痛みは別の人の痛みとは違うのです。
どこまでが痛くてどこからが痛くない、なんていう共通の基準なんて、
存在しないのです。

それでも、自分の尺度を絶対だと信じて「わかったつもり」になってしまいます。
これが混乱や諍いの原因になることも多いようですね。

これは「痛み」に限らず、対人関係のいろいろなところでも
起こっていることなのではないでしょうか。

では、この「痛み」において、自分がどれだけよくなったか
という変化をどうしたら実感できるのでしょうか?

それは『痛みの尺度化』をすることです。

どうやって尺度化するのでしょうか? 考えてみてくださいね。
ちょっと長くなるので今日はここまでです。
続きはまた明日です。お楽しみに・・・

http://www.lazy8.jp/tfh/index.html


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