～べらんでぃずむ～　ベランダ栽培日記

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2022.06.04

実生アデニウムは胴切りすべきか、結果発表～

テーマ：多肉植物コレクター集まれ！(15078)

カテゴリ：多肉・塊根栽培（アデニウム）

2020年1月にアデニウム・オベスムを播種、2020年2月にアデニウム・アラビカムを播種しました。実生から２年と半年が経過しました。現在生き残っている実生アデニウム軍団がこちらです。品種は・・・もうごちゃ混ぜです（笑）

アデニウムの育て方を調べると「胴切り」ってのが出てきます。幹を太らせたり、仕立て直しをするために胴切りをすると良いみたいです。私も１年前に胴切りにチャレンジしておりまして、胴切りした株と胴切りしなかった株とでトレイで上下に分けてみました。生育の違い、分かりますでしょうか？

上の５株が胴切りせずに育てているアデニウム、下の株（１鉢に２株あります）は１年前の６月に胴切りしたアデニウムが入っています。

まず胴切りしてないアデニウムをご紹介します。ひょろひょろと伸びちゃっていますが、これが一般的な育ち方なのかなと思っています。背丈は１０ｃｍ前後です。

トレイ左上のアデニウムはちょっと異色ですいません。ガラスビンでの水耕栽培です。

昨年の秋あたりから土を落として水栽培に移行し、途中から自立のために水苔で植えています。基本的に水は多めですので水耕栽培みたいな位置づけですね。白い根っこも生えています。

続いてこちらの２株、カッコよく育っていて個人的にお気にいりです。これも胴切りしていない株です。

私の記憶では胴切りしていない株ですが、先ほどの２株とこうもフォルムが異なってくるとちょっと自信もなくなってきますね。。一応、胴切りはしてない株ということで管理を続けます。実生なので個体差なのでしょうか。冬越し時の落葉の有無や、用土の違い、植え替えなども色々影響するのかもしれません。

脇芽を残して胴切りしたアデニウム（オベスム）はこうなりました。（手前が胴切りオベスムです。奥のオベスムは胴切りしておりません）

うーむ、ほぼフォルムに変化は見られません。幹の肥大化もなく１年前と変わらないかと。。これからの成長に期待しましょう。

こちらは２株とも胴切り（脇芽がなくて丸坊主）した株です。手前（右側）の株は幹が肥大化してきて良い感じです。一方で奥（左側）の株は全然育ってないというか・・・縮んでますか？弱肉強食ですね（笑）

こちらは右側が胴切り（丸坊主）した株です。左側の株と比べても大きさには変化がないですね。これから生育に違いが出てくるかな？今後の成長に期待です。

そして最後に問題児をご紹介。胴切りから１年が経ってますが一度も新芽が吹いておりません。ずっと丸坊主のままです。ちょっと切り口を攻めすぎましたね（笑）

枯れてはないようです。アデニウムって葉っぱが無くてもずっと生き続けられるのかな？幹も萎んでいないし、このまま育つのか観察を続けてみます。

ちなみに右側に植わっているひょろひょろっとした株、この胴切りした上の部分を植えたものです。挿し木にしたらちゃんと根付きました。胴切りも上手くやれば１株が２株になります。

さて、実生のアデニウムを胴切りした結果をお伝えしました。

結論から言うと、実生１～４年目あたりの胴切りは不要かな～。あまりメリットがない。

胴切りは幹を太くする目的で行いますが、せっかくの成長期に株が育たないというのは逆にデメリットですね。５年目以上の大きく育った株を胴切りで仕立て直すのはOKだと思いますが、まだまだ小さい株の場合は葉っぱを充実させて上にも横にも大きくさせる（株を充実させる）ことを優先した方が良いかと個人的に思いました。最後の問題児のようになるリスクもありますし（笑）

ただ、色々な育て方をやってみるのは面白いですね。アデニウムにはタコ足栽培ってのもあるらしいです。また機会があれば挑戦してみたいと思います♪