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彼女の股間に飛びッ子を装着して
ホテルを後にした
外は既に夕闇が訪れ
渋谷の街はその表情を一変させていた
昼間は冬とは思えないほどの温かさだったが
夕闇は街を静に凍らせていた
荷物の多い彼女は駅のロッカーに
大きな荷物を預けていた
握った掌は汗ばむどころか
凍えそうな冷たさで
僕はコートを脱いで彼女の肩に掛けた
「千蔵が寒いからいいよ」
視線がそう僕に訴えかけるが
微笑んで視線を却下する
『僕は寒くないから』
無言でそう伝えた
彼女の眉間がこわばる
渋谷の街を歩きながら飛びッ子のスイッチを入れた
大きな反応ではないけど
微妙な表情の変化が
想像を掻き立てる
シックな和食系の居酒屋のカウンターに並んで座り
飲みながら談笑している時も
時折・・・
スイッチを入れる
ピクッ・・・
その横顔に
小さな反応を見せる彼女
店員も
周りのお客も誰も気がついていない
僕と彼女だけのコンタクト
お店の喧噪の中で
2人だけの秘密を共有している
そんな感覚が左脳を刺激する
彼女の刹那い表情が
吐息を我慢する表情が
快楽に耐える表情が
喉を流れるビールを美味しくさせる
そしてハプニングバーへと歩を進めた