大学生の夏休み(感動巨編)


人生の中でまたこんなに長い夏休みがくるなんてね。
8年間の大学生活。80歳まで生きるとして1/10が学生。
というより小学生からいれて1/4が学校生活。(今きづいた)
長生きしてよかったよ(謎)

さて、夏休み特集として昔を振返るシリーズその1。
<大学3年生編>

その頃のわたくしめは「農業方面」の進路を考えていたんです。
でも、農家になる程の根性はなく、農業周辺でウロウロできるような
業界について調べていました。
その年の夏休みは「新規就農者を訪ねる&農家じゃないけど畑をやっている
所を訪ねる」旅というのをしていたんです。自分企画として。
世の中には新しく農業を始めた上に、どこの誰ともわからない若者を
家に泊めて話を聞かせてくれる特異な方っていうのがいるものなのです。

まあ、それは本題ではなくて、
その旅の中で秋田にある『知的障害児施設』で10日ばかし居候をしていました。
その頃は「福祉」には全く興味がなく、ただそこで畑をやっていて、
施設の食事を自給している、というのを知って、訪ねていったのです。

今となって思えば、謎の行動ですが、大学生の夏休みというのは
そういうものだったのでしょう。

それが私が障害を持つ人(こども)と接する最初の機会でした。
そこの施設は20人ちかい知的に障害のあるこどもたちが共同生活しています。

なかなか良かったのは、お食事なんかを半分調理した状態のを
給食から寮に皆でわっせわっせと運んできて、
寮の台所で出来る人はお手伝いしながら仕上げて、
皆で配膳したりしていただくところかな。
大家族みたいな感じでした。
普通施設というと、食事なんかは完全に管理されていて、
食堂で配膳済みのものを一斉に食べる、という感じなんだけど
そこは普通のうちみたいだった。利用者同士も兄弟みたいな感じです。
その時は仕事じゃなかったし、こういう仕事に就くとも思って
いなかったからアラ探しなんてせず、
普通に楽しかった。実習生と一緒に宿舎に寝かせてもらって。。。

何故かとある夜施設長がビールを飲ませてくれて、
冬に来たら「きりたんぽ」食わしてやるっていってくれたんだけど
結局行かずじまいだったなあ・・

もちろんこれをきっかけに「福祉」に目覚めたという訳でもなく、
進路の軌道修正に至るのはそれからもう暫く後のことです。

ともかく、それが6年前の夏の、鷹巣(秋田)のできごとです。るーるるる。

つづく。


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